万人受けしない

術中の妄想

商学部などを出ていればそんなことないのかもしれませんが私はあほうがく部卒で途中から数字を扱うところに異動していて、悪いくせなのですが数字の桁を打ち損ねることがありました。読みにくいので桁を打てと複数回指導されています。いまでも作成したもの…

身延線の車窓から

子供の頃、富士山は木花咲夜姫という神様であると教わりました。姫という名のつく通り女性の神様で、しかしながら短気で、同じ甲州の八ヶ岳がおのれより背が高く美しいと気づいたときに嫉妬して棒でぼっこぼこにしてしまい、八ヶ岳は無惨な姿になり結果とし…

その本を手に取るまで

いつものようにくだらない話を書きます。 日本史の教科書などには種子島に鉄砲が伝来したあと堺などで鉄砲が生産されるようになることが書かれていました。種子島から遠く離れた堺へなぜ飛ぶのかが謎なのですが、教科書に書かれてない以上受験等に関係ないこ…

時の運

今日もくだらない話をします。 人手不足がどこも深刻というのは報道で知っていたので不思議ではないものの、東京の多摩のほうではスキャンは店員さんがするけど最後の会計は自動精算機で行うシステムの店が増えています。今週に入ってからある店で、ちょっと…

「全ての国民の安心に留意する指針を策定」という文言についての雑感

たぶん前にも書いたかもしれません。酔っぱらった人を介抱して家まで送り、めんどくさいなあと感じつつその家にあがったらドアを閉め「家族が居ないから」という言葉とともにほんとはそれほど酔ってないのに気が付き、酔っぱらったようにみえたのは演技であ…

誰も悪くないときの「すいません」問題

社会人になってそれほど時間が経ってなかった頃に直接の命令系統には属さぬもののなにかと目をかけてくれたKさんという先輩が居ました。私が関係していたことで手こずっていたときにそのKさんがアドバイスをしてくれたのですがそのときつい「すいません」と…

「差別は許されない」が消えた日

すこし前に『翔んで埼玉』という映画がありました。その映画の中では埼玉県民は埼玉県民であるがゆえに「そこらへんの草でも喰わせておけ」と云われてしまいます。物語の中では埼玉県民以外はその対応に違和感を抱きません。しかしながら(いくばくかのネタ…

盛る行為とその反応について

これを書いているのはギャル系JKではなくて残念ながら働くおじさんです。その前は実質あほうがくぶの法学部生で民訴の授業では建前としての真実発見のための協力義務等ほかを叩きこまれています。法曹にはすすまなかったのですがその後遺症として、なにか問…

(大阪空港訴訟に関する)團藤ノートについての雑感

はるか昔のJR東海のCMにシンデレラエクスプレスというのがありました。最終の新幹線の東京や新大阪の到着が24時ちょっと前で、それに焦点をあてたものです。そのときはなんでそれがCMになるのかぴんとこなかったのですが、大学生になってから法学部へ入り夜…

w(もしくは脳内で考えていることを表出することについて)

猫と違って人は思ってることと逆の表情が出来ます。逆に猫は思ってることと違う表情ができないと云われています。とはいうものの、私は猫ではないものの、思ったことが表情にでちまうことがあります。先日も仙台でずんだ餅を前にして嬉しそうな顔をしていた…

Kilroy was here.(もしくは30年前のメモについて)

高校時代に英語の授業で「テストで重要なところに線を引きなさいという問題は絶対でない、だから、教科書なり本なりで重要なところがあったら自分の言葉でどういうことかをまとめなさい」ということを云っていました。妙に腑に落ちて、その影響からかおっさ…

攻撃性と他者のその受容に関して

これを書いているのは残念にゃがら(…残念にゃがら?)誰かに飼われてる猫ではにゃくくたびれたおっさんで一応は仕事をしていて、抱えてる仕事に密接に関連するわけではなくても経済系の週刊誌は目を通すことがあります。今週の日経ビジネスの特集が「悪意VS…

投げる行為について(もしくは武田軍の石投げ隊の存在を知って)

特段野球が好きというわけではないものの、以前たしか神戸の空港のテレビで野球中継を流してて、あと一球で空振り三振に仕留めることができる場面で投手側に感情移入しつつ(投げるという行為をしているときはその行為以外を考えてない稀有な体験でああこの…

特定の味覚に飽きる体験(もしくは甲州の酒まんじゅうのこと)

山梨土産の定番として金精軒や桔梗屋の信玄餅が有名ですが、他にも県内には名物があります。 そのひとつが酒まんじゅうです。 酒まんじゅうというのは味噌か小倉餡を包む生地に酒種を使っているまんじゅうで、どちらかというと「素朴な甘さ」で、小学生の頃…

秘密もしくは嘘について(もしくは「今だから話せること」雑感)

音も無ければ姿も見えずまるであなたは屁のようなという形容がしっくりくるのが秘密です。屁は臭いですが秘密は臭くないという差異はもちろんありますが、我慢して溜め込んでしまうと動きがとりにくくなる点を含め生きてく上で秘密というのを抱え込むと厄介…

『私がオバサンになっても』から遠く離れて

特段好きではないけど意図的に聴かなくても勝手に流れてくるのですべては知らなくても耳に残っている曲というのがあります。そのうちのひとつが森高千里の『私がオバサンになっても』で、いまから30年以上前の曲で、曲中に とても心配だわあなた若い子が好き…

他人の目の有無

以前勤務先で計算の書類を読んで変だと疑い過去数年分を含めて精査してからそれとなく尋ねたところ「わからないだろうと思った」という趣旨の発言があったのが印象的だったのですがやはり異常があった経験がありました。フィクションを同列に並べるのはどう…

同じ本を何度も読む行為

退勤時に眠りさえしなければ鞄に忍ばせていた本を地下鉄の中で読むくらいのことはしますが、本好きかといわれると量も質も稼げてませんから怪しいところがあって読書家は名乗れません。くわえて以前読んだ本であっても再度読みはじめることもあります。最初…

首相秘書官の発言についての雑感

これからめんどくさいことを書きます。この国の憲法の24条に 24条1 婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない 2 配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並び…

日本読書株式会社から遠く離れて(本の感想や本の評価についてのまとまりのないこと)

『発作的座談会』(椎名誠・沢野ひとし・木村晋介・目黒考二著・角川文庫)という本を高校の頃に高校の図書室で借りて読んでいます。ひとつのテーマに関して本の雑誌社の幹部が語ったものを活字化した本で、名誉のために書いておくと「無人島に持ってゆく本…

口に出して記憶する方法の弱点

口に出して耳で記憶するということをなんべんかしたことがあります。たぶん以前にも書いてるはずなのですが、百人一首を(50だったかもしくは)30覚えろ、覚えない限り居残りで帰宅できない、というのが10代の頃にあって、おそらくそのときが最初です。定期…

「直情的」雑感

社会人になって最初、大阪に放り込まれています。直属の上司ではないのだけど職場にAさんという先輩が居ました。比較的怒りっぽい人で、たぶん何度か書いてるかもしれないのですが「おつかれさまです」という挨拶に虫の居所が悪かったのか「あんな、まだわた…

棒の話(もしくは2022年を振り返って)

「去年今年貫く棒の如きもの」ってのが虚子の俳句にあります。棒というのはたいてい右も左も同じ材質でできているはずです。なので同一で変わらない、という解釈をしています。でもほんとに今年と去年は棒のようなものなのか、誰かが証明したわけでもないは…

事実をそのまま書くとあとで読み返すのがキツい、かも

たぶん似たようなことを前にも書いているはずなのですが、おのれにとって重要なことなのでやはり書きます。 私は間違ってあほうがくぶを出たクチですが、法学部で教育を受けた人の文章には稀に「思うに」という言葉がでてきます。「思うに」以下自説を述べて…

手袋の問題

関東平野は冬になると北西から強い風が吹きます。それを場所によっては「からっ風」といったりするのですが関東の冬の寒さのうちの何割かは風によるものです。関東の田舎者が冬の京都へ行って思い知るのは盆地の風由来ではない底冷えする寒さです。「どうせ…

明るい終わりの存在(昨夜のEテレのMahlerの9番を視聴して)

昨日の夜、NHKのEテレで、ヘルベルト・ブロムシュテット指揮N響で、Mahlerの9番を流していました。それについて匿名を奇貨として、ほんとどうでもよい、だからなんなんだというきわめて個人的なことを書きます。 恥ずかしながら気が付くのが遅くて、冒頭の指…

「小さなご褒美で目をそらす作戦」について

極めて個人的なことを書きます。 私は「めんどくさい」と思うと途端にやる気を失うことがあります。そうなると「靴屋の小人さんが寝ている間にやっておいてくれないだろうか」などと考えるようになります。しかし「靴屋の小人さんが寝ている間にめんどくさい…

非マヨラーから見たマヨネーズが必須の世界の居心地の悪さ

皮つきじゃがいもをゆでて(もしくは水に濡らしたジャガイモを電子レンジで加熱でもいいんすが)皮をむいてマッシュにし、カレー粉とマヨネーズと若干のバターと、最後に細かく切ったタマネギのフライを混ぜるというのをわりとやります。しかしキューピーに…

リンゴジャムの効能(もしくはルーティンのこと)

やらなければならぬことを想起してしまうと「うわーめんどくせー」となってしまうことがあります。めんどくさいものをめんどくさいまま放置できれば良いのですが・靴屋の小人さんがこっそりめんどくさいことを片づけておいてくれると良いのですが、そんなこ…

「人間の記憶は不確か」について

博多華丸大吉師匠の漫才のネタの中に「人間の記憶は不確かである」という主張する中洲産業大学卒の福岡のお父さんが出てきます。それに付随して記憶のことを何度か書いていて、今日もそのことを書きます。 週末に寄ったところの傘立てが3ケタの任意の数字を…