万人受けしない

滑稽でコメディに近い笑えぬこと

甲府駅から北へ行くと武田神社があります。創建は大正期で古社ではないものの武田信玄を祀っています。治水を含め甲州にとって功績があって神様として祀られてる信玄公ですが、同性宛の恋文とも思われる弁解の手紙も発見されています。信玄公も恋をしていた…

本棚から本を探すことに関して

去春から断続的に網野善彦さんという2004年に亡くなった日本史の歴史家の著作を追っています。恥ずかしながらまだすべては追えていません。最近読んでいたのが西洋中世史家の阿部謹也さんとの対談本『中世の再発見』(網野善彦・阿部謹也・平凡社ライブラリ…

本棚の片隅の本

零れ幸いという言葉があって、思いがけない僥倖みたいな意味なのですが、知ったのは池波正太郎作品です。「江戸の言葉なんだろうな、なんだか良いな」と思っておのれの語彙の中に入れて、機会があったら口にしてましたし文章にも使っています。ところが、何…

このブログについての賢くない選択(もしくは「収益化攻略」の文字を見て)

私が利用してるのははてなブログです。たぶんPCで閲覧すると左上に収益化攻略と書いてあると思われます。はてなユーザー以外の人がここを確実に読んでいる(可能性が高い)のでちゃんと説明すると、最近はてなははてなブログの収益化というのを奨めています…

団扇もしくは膝にあてる風について

「手袋の左ばかりになりにける」 という俳句が子規にあります。手袋が片方だけになるというのは焦りとともに身に覚えのあることで、子規の句のいくつかは付随して身体の感覚を想起させるものがあって、俳句に詳しくない私でも妙に腑に落ちるものがあります。…

高い買い物

カタカナ語が苦手なので滅多に使わない言葉に「コスパ」というのがあります。コストパフォーマンスという言葉を略してコスパらしいのですが、漢字で書けば費用対効果です。もっと砕けて言えば「かけた費用がどれだけ効果にあらわれてるか」なんすが、そんな…

「投げる」もしくは「逃げる」

去春から断続的に網野善彦さんという2004年に亡くなった日本史の歴史家の著作を追っています。恥ずかしながらまだすべては追えていません。追っていて印象に残ってるのが飛礫の話です。最近読んでいる西洋中世史家の阿部謹也さんとの対談本『中世の再発見』…

ポカを防ぐことに関して

商業系の学校を出てれば話は別なのかもしれませんが残念ながらその方面の学校は出ておらず、金額に関してカンマの桁区切りを打つ習慣を社会人になってしばらくの間は知りませんでした。金銭を扱う方面に異動になったとき、チェックするとき視易いから絶対打…

スマホのホーム画面のこと

これをかいているのはどちらかというとガサツなほうです。はてなの今週のお題が「ホーム画面」なのですが、スマホの画面にアイコンが小さくズララララと並んでいるとヘタすると余計なものを触れかねないと考え、日付と時間表示のほかは6個のアイコンが並ぶだ…

駅の案内表示にまつわる問題の雑感

夜の報道番組を視聴していると陰陰滅滅としてくるので同じ時間帯にアニメを流しているMXにチャンネルを合わせてる時期がありました。一昨年MXで放映されていたのが「宇崎ちゃんは遊びたい」です。最初に偶然視聴したのが桜井先輩がチョコミントを歯磨き粉と…

試験対策の勉強の限界(もしくは暗記の勉強は後日の素朴な疑問の解にならない)

たぶんなんべんも書いてるかもしれぬものの百人一首を暗記して30(だったかもしくは50)書けという小試験が学生の頃にありました。定期試験ではないのが幸いで、しかし30書けるまで居残りというのが厄介で、ガラスの10代の少年が藤原定家への殺意を醸成する…

忘れたい失敗(もしくは靴下に求めるもの)

失敗した記憶というのは不思議と脳内に残ります。ふとした拍子にそれを思い出して声を出さぬものの「うがあああああ」となったりします。ただ本を読むと似たような体験をする人はいるらしく、開高健さんの「耳の物語」の中に(現在のサントリーである)寿屋…

この10年での変化(もしくは「わにわにしちょし」と云われそうなこと)

甲州の言葉で「わにわに」というのは「ふざける」で、「わにわにしちょし」でおおまかな意味で「ふざけたりするんでねえ」という意味合いになります。これが話すほうと聞くほうが共に甲州弁話者であったら「わにわに」は通じますが、どっちかが甲州と縁もゆ…

文章は短い方が良いとする世の中での危機感の伝え方雑感

先週だったか先々週だったか東洋経済の特集が文章についてで、興味のない世界だったのでななめ読みに眺めて買いはしませんでした。ただひとつだけ引っかかったのがブログやnoteの話で、それが人気者になりたい人向けのこととして紹介されてて、私は氏素性が…

夢を制御出来たら

書くと悩みもなんにもないお気楽な人間に思われちまいそうなのですが、横になってだいたい5分もしないうちに寝てしまうことがほとんどです。わりと地震の30秒前に目が覚めるのですけどめんどくさがりなのでいつも「本棚が倒れてから起きよう」と決めてて本棚…

「夜は短し歩けよ乙女」を読んで火鍋を食べた

去年から森見登美彦さんの小説を少しづつ読みはじめています。既に去年末には読み終えてはいるものの、面白いの一言で済ますにはもったいないくらいの、しかしどう感想を書いていいのか言葉がなかなか浮かばない「夜は短し歩けよ乙女」(角川書店・2006)と…

登戸駅にて

死んだ父の命日が近いので隣県へ行っていました。 それとはほんと関係ないくだらないことを書きます(いつもくだらないこと書いてますが)。 登戸という駅で小田急線に乗り換えて利用して隣県に入ることがあるのですが、その登戸駅には近くにある(らしい)…

喰いものの恨み

鯉という字を分解すれば魚へんに里ですからおそらくどこにでもいたはずでもちろん江戸でも喰われてたはずで、剣客商売など時代小説を読んでいると鯉を料理してる場面に出くわすことがあります。「あらい」(湯水に通してから氷水に通す)にしたり、塩焼きに…

おじさんになったなと感じるとき

中学のとき、百人一首のテストがありました。30だか50だかを覚えてそれを書けなければ居残りで、できるまでずっとテスト、というもので、撰者の藤原定家を呪いながらほぼ機械的に覚えています。京阪神に住んでいれば百人一首は身近なものかもしれませんが関…

冷凍野菜でなにができるか考える

死んだ母がシチューを作るとき必ず死んだ父がフランスパンをどこかで買ってきててそれをスライスし、パンを浸して食べるということをしていました。マナー的にはアウトかもしれません。しかしその経験からシチューにはパンという意識が強く、そのせいか大人…

ちいさなご褒美

去年今年貫く棒の如きもの、ってのは虚子だったと思いますが、去年と今年は棒ではなくてまったく様相が違ってきちまってる気がします。ひとつは感染予防です。このご時世、もしかしたらどこにでもあるかもしれない話をします。他所の会社の担当の人に連絡を…

今週考えてたみみっちい計画

体温計で体温を測る日々を続けていて相変わらず体温は低めの低体温動物であることを毎朝確認しています。幸いなことにCOCOAの接触通知も9月の一回こっきりです。ただ住んでる街では以前のようなクラスターは発生していませんが保育園で陽性患者が複数人確認…

旅行の後遺症

日月と砺波を含めた富山県西部に旅行に出かけていました。体温計、手指用アルコールやマスク持参です。キャンセルした夏休みの旅行の代わりなのですが、新幹線に乗るまではうしろめたさがなんとなくありました。おそらく春から晩夏にかけてずっと「不要不急…

夏の夜の学習

マスクをしだして半年はゆうに越しているはずなのですが、相変わらずマスクのある生活に慣れません。以前書いた記憶がありますが、発車メロディが鳴ってるのが聞こえると数分後に電車が来ると頭で理解していても(ダイヤ乱れの多い路線の沿線民の習性として…

蕎麦湯に関する微妙な心理

蕎麦粉から打って蕎麦を自作するようなことはしませんが、市販の麺で作るときは夏は蕎麦の上にかつお節や刻んだネギを散らし、蕎麦つゆと大根おろしを合わせたものをぶっかけて喰うことがあります。大根おろしはまあまあめんどくさいですが、食はわりとすす…

ボーっと生きてきた人間には怖い世の中

NHKで「チコちゃんに叱られる」という番組があります。チコちゃんに質問を投げかけられて知らないと「ボーっと生きてんじゃねえよ」と叱られる番組です。なんどか録画して視聴してたのですが、知らないことに関して「ボーっと生きてんじゃねえよ」と云われる…

捨てられないTシャツ

東京駅の八重洲口を降りるとその八重洲口を起点に八重洲通というのが隅田川べりの佃まで伸びています。その佃のあたりから隅田川べりからの風が八重洲通りを東に伝って来る→はずなんだけど以前は八重洲口にあった細長い大丸が遮っていた→のでその細長い大丸…

「エモい」考

きっと繰り返し書いてることなのですが、私はwebで日本語で書き言葉で書かれてる文章でもその意味や意図が読めなかったことがあったりし、相手の書いてることがわからないというのは自分の言ってることが相手にもわからない可能性があるということに気が付い…

理屈ではない投票行動

東京だと…っていうと主語が大きいのですが個人的に把握してる限りはこの時期、鱧は湯引きされて売られてることが多いです。「喰う?」と確認してから購入し、それを梅肉ダレとかからし酢味噌で食べたりします(昨日はからし酢味噌にした)。京都では白焼きや…

書店のレジ前にて

十代の頃に那州雪絵というマンガ家に興味を持ちここはグリーン・ウッドというマンガを知りはしたものの、連載してる花とゆめ本誌を買う度胸はなく、単行本も住んでいた街で買うことに躊躇があったこと、なので住んでいる街ではないところの本屋で買っていた…