万人受けしない

手袋の問題

関東平野は冬になると北西から強い風が吹きます。それを場所によっては「からっ風」といったりするのですが関東の冬の寒さのうちの何割かは風によるものです。関東の田舎者が冬の京都へ行って思い知るのは盆地の風由来ではない底冷えする寒さです。「どうせ…

明るい終わりの存在(昨夜のEテレのMahlerの9番を視聴して)

昨日の夜、NHKのEテレで、ヘルベルト・ブロムシュテット指揮N響で、Mahlerの9番を流していました。それについて匿名を奇貨として、ほんとどうでもよい、だからなんなんだというきわめて個人的なことを書きます。 恥ずかしながら気が付くのが遅くて、冒頭の指…

明太子、海鮮丼、青ブタの新刊(もしくは「小さなご褒美で目をそらす作戦」について)

極めて個人的なことを書きます。 私は「めんどくさい」と思うと途端にやる気を失うことがあります。そうなると「靴屋の小人さんが寝ている間にやっておいてくれないだろうか」などと考えるようになります。しかし「靴屋の小人さんが寝ている間にめんどくさい…

非マヨラーから見たマヨネーズが必須の世界の居心地の悪さ

皮つきじゃがいもをゆでて(もしくは水に濡らしたジャガイモを電子レンジで加熱でもいいんすが)皮をむいてマッシュにし、カレー粉とマヨネーズと若干のバターと、最後に細かく切ったタマネギのフライを混ぜるというのをわりとやります。しかしキューピーに…

リンゴジャムの効能(もしくはルーティンのこと)

やらなければならぬことを想起してしまうと「うわーめんどくせー」となってしまうことがあります。めんどくさいものをめんどくさいまま放置できれば良いのですが・靴屋の小人さんがこっそりめんどくさいことを片づけておいてくれると良いのですが、そんなこ…

「人間の記憶は不確か」について

博多華丸大吉師匠の漫才のネタの中に「人間の記憶は不確かである」という主張する中洲産業大学卒の福岡のお父さんが出てきます。それに付随して記憶のことを何度か書いていて、今日もそのことを書きます。 週末に寄ったところの傘立てが3ケタの任意の数字を…

ダメなところ

たぶん以前書いたことがあることを書きます。お酒をのんでお泊りができるホテルへ行ったとき、先にお風呂に入らせてもらってそのあとシーツにくるまってるうちに寝てしまい、目がさめてから気持ちよさそうに寝てたので起こさなかったと云われて土下座とはい…

恣意的な行政への不安(もしくはおのれのブラックさについて)

ナチスの時代にドイツでは、治癒できない患者を安楽死させる権限を医師に与えててガス室送りにした歴史があります。限られた資金や医療スタッフをどうやって生かすかという視点から生命に優劣をつけて異なる措置をする、という理屈です。ナチス時代のドイツ…

『さらば国分寺書店のオババ』雑感

いつものようにくだらないことを書きます。 椎名誠さんの著作に『さらば国分寺書店のオババ』(新潮文庫・1996)という本があります。読んだのは大学生の頃だったはず。椎名さんと古書店の店主との対決がつづられていて詳細は本作をお読みいただきたいのです…

解決してない何度も遭遇する最大のピンチ

よく覚えとけ。現実は正解なんだ。時代が悪いの、世の中がおかしいと云ったところで仕方ない。現実は事実だ。そして現状を理解、分析してみろ。そこにはきっと、なぜそうなったかという原因があるんだ。現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。その行…

嫉妬する弁財天の存在(もしくはおのれに影響を与えたかもしれない見えない存在)

たぶん何度か書いてるはずなのですが吉祥寺に井の頭池というのがあって、その井の頭池のほとりに居るのが弁財天です。井の頭池はデートスポットとして選択肢に入る場所であるものの、男女間で井の頭池へ行くと弁財天が嫉妬してそのカップルは破局するという…

滑稽でコメディに近い笑えぬこと(もしくは同性愛に関するある文書についての雑感)

甲府駅から北へ行くと武田神社があります。創建は大正期で古社ではないものの武田信玄を祀っています。治水を含め甲州にとって功績があって神様として祀られてる信玄公ですが、同性宛の恋文とも思われる弁解の手紙も発見されています。信玄公も恋をしていた…

本棚から本を探すことに関して

去春から断続的に網野善彦さんという2004年に亡くなった日本史の歴史家の著作を追っています。恥ずかしながらまだすべては追えていません。最近読んでいたのが西洋中世史家の阿部謹也さんとの対談本『中世の再発見』(網野善彦・阿部謹也・平凡社ライブラリ…

本棚の片隅の本

零れ幸いという言葉があって、思いがけない僥倖みたいな意味なのですが、知ったのは池波正太郎作品です。「江戸の言葉なんだろうな、なんだか良いな」と思っておのれの語彙の中に入れて、機会があったら口にしてましたし文章にも使っています。ところが、何…

このブログについての賢くない選択(もしくは「収益化攻略」の文字を見て)

私が利用してるのははてなブログです。たぶんPCで閲覧すると左上に収益化攻略と書いてあると思われます。はてなユーザー以外の人がここを確実に読んでいる(可能性が高い)のでちゃんと説明すると、最近はてなははてなブログの収益化というのを奨めています…

団扇もしくは膝にあてる風について

「手袋の左ばかりになりにける」 という俳句が子規にあります。手袋が片方だけになるというのは焦りとともに身に覚えのあることで、子規の句のいくつかは付随して身体の感覚を想起させるものがあって、俳句に詳しくない私でも妙に腑に落ちるものがあります。…

高い買い物

カタカナ語が苦手なので滅多に使わない言葉に「コスパ」というのがあります。コストパフォーマンスという言葉を略してコスパらしいのですが、漢字で書けば費用対効果です。もっと砕けて言えば「かけた費用がどれだけ効果にあらわれてるか」なんすが、そんな…

「投げる」もしくは「逃げる」

去春から断続的に網野善彦さんという2004年に亡くなった日本史の歴史家の著作を追っています。恥ずかしながらまだすべては追えていません。追っていて印象に残ってるのが飛礫の話です。最近読んでいる西洋中世史家の阿部謹也さんとの対談本『中世の再発見』…

ポカを防ぐことに関して

商業系の学校を出てれば話は別なのかもしれませんが残念ながらその方面の学校は出ておらず、金額に関してカンマの桁区切りを打つ習慣を社会人になってしばらくの間は知りませんでした。金銭を扱う方面に異動になったとき、チェックするとき視易いから絶対打…

スマホのホーム画面のこと

これをかいているのはどちらかというとガサツなほうです。はてなの今週のお題が「ホーム画面」なのですが、スマホの画面にアイコンが小さくズララララと並んでいるとヘタすると余計なものを触れかねないと考え、日付と時間表示のほかは6個のアイコンが並ぶだ…

駅の案内表示にまつわる問題の雑感

夜の報道番組を視聴していると陰陰滅滅としてくるので同じ時間帯にアニメを流しているMXにチャンネルを合わせてる時期がありました。一昨年MXで放映されていたのが「宇崎ちゃんは遊びたい」です。最初に偶然視聴したのが桜井先輩がチョコミントを歯磨き粉と…

試験対策の勉強の限界(もしくは暗記の勉強は後日の素朴な疑問の解にならない)

たぶんなんべんも書いてるかもしれぬものの百人一首を暗記して30(だったかもしくは50)書けという小試験が学生の頃にありました。定期試験ではないのが幸いで、しかし30書けるまで居残りというのが厄介で、ガラスの10代の少年が藤原定家への殺意を醸成する…

忘れたい失敗(もしくは靴下に求めるもの)

失敗した記憶というのは不思議と脳内に残ります。ふとした拍子にそれを思い出して声を出さぬものの「うがあああああ」となったりします。ただ本を読むと似たような体験をする人はいるらしく、開高健さんの「耳の物語」の中に(現在のサントリーである)寿屋…

この10年での変化(もしくは「わにわにしちょし」と云われそうなこと)

甲州の言葉で「わにわに」というのは「ふざける」で、「わにわにしちょし」でおおまかな意味で「ふざけたりするんでねえ」という意味合いになります。これが話すほうと聞くほうが共に甲州弁話者であったら「わにわに」は通じますが、どっちかが甲州と縁もゆ…

文章は短い方が良いとする世の中での危機感の伝え方雑感

先週だったか先々週だったか東洋経済の特集が文章についてで、興味のない世界だったのでななめ読みに眺めて買いはしませんでした。ただひとつだけ引っかかったのがブログやnoteの話で、それが人気者になりたい人向けのこととして紹介されてて、私は氏素性が…

夢を制御出来たら

書くと悩みもなんにもないお気楽な人間に思われちまいそうなのですが、横になってだいたい5分もしないうちに寝てしまうことがほとんどです。わりと地震の30秒前に目が覚めるのですけどめんどくさがりなのでいつも「本棚が倒れてから起きよう」と決めてて本棚…

「夜は短し歩けよ乙女」を読んで火鍋を食べた

去年から森見登美彦さんの小説を少しづつ読みはじめています。既に去年末には読み終えてはいるものの、面白いの一言で済ますにはもったいないくらいの、しかしどう感想を書いていいのか言葉がなかなか浮かばない「夜は短し歩けよ乙女」(角川書店・2006)と…

登戸駅にて

死んだ父の命日が近いので隣県へ行っていました。 それとはほんと関係ないくだらないことを書きます(いつもくだらないこと書いてますが)。 登戸という駅で小田急線に乗り換えて利用して隣県に入ることがあるのですが、その登戸駅には近くにある(らしい)…

黒塚もしくは鬼のはなし

歌舞伎の黒塚という演目に鬼が出てきます。奥州安達ケ原で山伏たちが老婆の住む小屋に一泊し、老婆はなぜ奥州に居るのかや一人で小屋にいるのかなど語りつつ仏教の話になり、仏教の話に触れた老婆が寝床を覗かぬようにと釘をさしつつ山伏たちのために薪を探…

喰いものの恨み

鯉という字を分解すれば魚へんに里ですからおそらくどこにでもいたはずでもちろん江戸でも喰われてたはずで、剣客商売など時代小説を読んでいると鯉を料理してる場面に出くわすことがあります。「あらい」(湯水に通してから氷水に通す)にしたり、塩焼きに…