記憶

術中の妄想

商学部などを出ていればそんなことないのかもしれませんが私はあほうがく部卒で途中から数字を扱うところに異動していて、悪いくせなのですが数字の桁を打ち損ねることがありました。読みにくいので桁を打てと複数回指導されています。いまでも作成したもの…

バターとコッペパンそれと揚げパンの記憶

博多華丸大吉さんの漫才のひとつに人間の記憶は不確かであると主張する中洲産業大学卒の博多のお父さんが出てきます。昨日なにを食べていたか?昼はちゃんぽんやったけど夜はなんやったかいな…と躓きます。私は昨日の晩飯はさすがに覚えてますがかなり前だと…

夏休みを引きずる時間

きっと繰り返し書いてると思うのですが、大学まで行かせてもらったもののあまり裕福な家庭に育ったわけではありません。それを恥じることはまったく無かったし親しい友人は知ってても別段侮蔑やからかいの対象にはならなかったのですが、その代わり友人は誰…

今年も買わなかったもの

卵が嫌いであることを何度も書いた記憶がありますが、それでも甘やかされて育ったわけではないので約1年ほど小学生の頃にほぼ毎日ゆで卵を食べてました。選択権は与えられててゆで卵だったのは生卵や目玉焼きよりマシで、白身はコーンフレークと一緒に、黄身…

○○があった

だいたいしちめんどくさい用があってある役所の出先機関を訪れていた時期があります。そのしちめんどくさい業務のケリをつけて私はその担務から外れ、その頃のカウンターパートというか交渉相手だった人はそれぞれ昇格してたり退職してたり出向元にもどって…

お茶の水

前にも書いたはずなんすが私はピンボケの世界にいたのですが、子供の頃にお茶の水の病院でメガネを作ってもらってはじめてクリアな視界を手に入れました。 外に出て晴天の下、クリアな視界で(鐘がなってるのを耳にしてたのでずっと気になっていた)ニコライ…

不確かな記憶

帰宅時に偶然、勤務先を出てから名前を呼ばれて声を掛けられました。無視するほど人非人ではないので振りかえると一時期仕事の関係で連絡を密にしていた他の部署の異性がいて、しばらく近況報告っぽいことになったのですが、その人と連絡を密にしていた前後…

些細な記憶

誰もが知っている枕草子の書き出しに「春はあけぼの、ようよう白くなりゆくやまぎわ」というのがあります。「やまぎわ」が秋葉原電気街のヤマギワではないのは想像つくのですが・なんべんも書いていますが、東京に育った高校生からすると朝陽がのぼる方向に…

転機

転機の話を引っ張ります。 かつて仕えた異性の上司は京都出身だったのですがまれにこちらが知らない言葉を繰り出してくることがありました。たとえば「ひなず」です。他人を批評をするときに「ひなずをいわなんだらええのにな」といわれてもニュアンスがまっ…

あとから効いてくるもの

いまはくたびれたおっさんですがあたりまえのこととしてそこそこ若かった時期があります。そのころわりと手を抜かずにいたつもりでも十全な人間ではないからやむを得ないのですが、しかしそれでも「そこまでつっつくの?」というか否定してくるちょっと年次…

負け犬

前にも書いたかもしれないのですが私は生まれつき目が悪かったりします。メガネを買ってもらうまではぼんやりとした世界しか知りませんでした。メガネを買って貰ってから鮮やかでクリアな世界を手に入れ、絵を描くようになりました。経緯はわからぬものの描…

欠損

80年代後半にはおニャン子クラブってのがありました。聞いたのは発売からかなり経ってからの頃のはずですが曲名は忘れたけど「セーラー服を脱がさないでいやよだめよがまんなさって」って歌詞の曲が流れていました。記憶に間違えなければ「バージンじゃつま…

孤独の記憶

何回か書いてますが、大学を出て就職し、最初は大阪でした。東京育ちの人間が大阪へ行くとある程度の確率で戸惑うのが食文化です。たとえばうどん店の「しのだうどん」というのがわかりませんでした。東京の(うどんを扱う)そば店にはまずそんなメニューは…

夢をみてない

自慢にもなんにもなりませんが寝つきはわりといいほうで、正確に測ったことはありませんが目を閉じたら10分もしないうちに寝息をたてていることが多いです。なものだから、隣に寝ている上を通過する人が眠れずにいて、しかし会話が途切れてしばらくすると、…

ミートボールスパゲティ

去年の夏の終わりに「新幹線と在来線の車両ではどちらが硬いか」という質問を貰って、新幹線はアルミ合金だけど在来線は軽量ステンレスなので、新幹線のほうがやわだと思うと返答したところ、「ゴジラを倒せない?」と訊かれ、運転台のあるやつ以外は全部電…

テストにまつわる記憶

数学のように解法を身につけるかどうかを問うテストってのはまだいいのですが、10代の頃悩んだのは解法がないそこになにが書いてあるかわからないことがあった古典のようなテストです。何回か書いてますが「春はあけぼのようようしろくなりゆくやまぎわ」っ…

起こるべき事態の予測

私はいまは相応にくたびれたおっさんですが、10代の頃は週刊少年サンデーでパトレイバーを楽しみにマンガを読んでいました。ちょっといいにくいのは途中から親しかった女の子の影響からか那須雪絵というひとの単行本のコミックスも読んでいて「ここはグリー…

岩波ブックセンタ

前にも書いたかもしれません。学資保険があるから大学へ行け、とは云われたものののあまり裕福な家ではなくて(大学へ行かなかったらエアコンがついていたであろうという後ろめたさがいまだにある)、大学が決まったあと高校の制服を着て千代田区内の新聞社…

本屋にて

住んでいた街の本屋のおじさんには顔がばれていて高校生の多感な頃にその本屋でサンデーと参考書と辞書を買う以外のことはしませんでした。成人向けの本も置いてあったはずなんすがいっさい買わなかった記憶があります。当時WINGSという月間のマンガ雑誌があ…

まぼろし眼鏡

大きなヤマというかある程度のことは去年中に終えて春先に手許から離れた事柄についてそれとなく完結した旨の報告を午後遅く貰って、ふとした拍子になんとなく30秒くらい夢うつつっていうか、おそらく30秒くらいしかなかったにもかかわらず目は紙をみつつも…

快感の記憶

何回か書いてることなんすが。 男のひとのそこ、というのはものを挿入するための器官ではなかったりします(いみがわからない良い子のみんなはいみがわからないままのほうがいいです)。じゃあまったく入れられないか、というとそんなことはありません。でも…

ねえ君は覚えている?

眼科の手術って場合によっては眼のまわりに麻酔をします。手術そのものよりも注射を眼球にする恐怖が先にありました。それと手術後の麻酔が切れたあとの痛みがある、というのが恐怖でした。死んだ両親にとってはわたしの目というのは心配事のひとつで、それ…

増上寺の畳替え

増上寺ごしの東京タワー。 ウソかホントかわからぬもののなかでわりと世の中で出回ってるのが忠臣蔵に出てくる増上寺の畳替えの話です。増上寺での勅使の休息場所の畳について吉良上野介は取り替える必要性については不要といっていたものの、饗応役の赤穂の…

漢字は身体で覚えないとだめかも

10代の頃だったかキッコーマンのCMで薔薇って書ける?というのがあって、そういえばあれ難しいよなあ、と考えて辞書をひき書いた記憶があり、そのせいかなんの役にも立たないけど薔薇は今でも書けます。 忌諱に触れるという言葉があります。最初、この言葉の…

「大人になって勉強することはみっともない」

大学は法学部でしたが、しかし法学部であったとしても「自称あほうがくぶ」でしたから私は法曹に道にはてんですすまずにふつうの会社に入りました。会社に入っても最初は現場というか現地現物を前に法学部の知識とは最初は関係ないことをやります。そのうち…

「いつやるの?いまでしょ」

「いつやるの?いまでしょ」というのがけっこうテレビで流れておそらくここでも何回かそのことばのひっかかりを書いた記憶があります。あらゆるシチュエーションで使えることが人気の秘密でもあります。でもこのあらゆるシチュエーションで使えるということ…

脱法ドラッグ規制

なんべんも書いてることなのですが、以前RUSHというのがありました。ほんとは芳香剤というか別のためのものなのだけど、媚薬としてつかわれてて、吸引すると若干興奮して身体が敏感になります。薬指でわき腹をつーとやられるだけで電気が走るというか悶えた…

舌の記憶

以前は玉子料理が好きではありませんでした。いまでも生玉子はダメで、当然たまごかけごはんもダメだし納豆に入れるなんてもってのほかです。でも玉子は栄養豊富なんだから、っていう説得もあり、なるべく喰う努力はしてて、ここのなら食える!っていうお店…

上野にて

上野を歩いてると最近気が付くと工事現場になってるところが多く「あれここになにがあったっけ」ってなことがあったりします。人間の記憶は画像が強いのか音が強いのか舌が強いのか鼻が強いのか、たまーに気になることがあるのですが私は耳優位かもしれなく…

つつじ

ニュースとリモコンを手に床で肘をつくキミと乾燥機とサイレンとつつじがにおう 「APOLLO」大江千里 ってのが「APOLLO」という大江千里さんの曲であるんすが つつじって、におうのかなあ、と。蜜をちゅうちゅう吸った記憶はあるのですが、つつじがどんなにお…