転機の話を引っ張ります。
かつて仕えた異性の上司は京都出身だったのですがまれにこちらが知らない言葉を繰り出してくることがありました。たとえば「ひなず」です。他人を批評をするときに「ひなずをいわなんだらええのにな」といわれてもニュアンスがまったくわかんなかったので意味を訊ねると皮肉とか悪口という意味合いであることを教えてくれたのですが、経験として言葉というのは「喋る方」と「聞く方」が同じ言葉を共有していないと意思疎通が出来ないことを理解しました。言葉に関して考えさせられた転機というかきっかけのひとつです。そのことを理解したので「可能な限り他人がわからないかもしれない言葉は使わない」という習慣を身につけて、実践してるつもりです。
人に教えなければならない立場になったときのことなんすが他人がわかる言葉をつかうだけじゃダメでもうちょっと複雑なことに気がつきました。これくらいわかるだろうというのといずれ通る道なのだからとできうる限りのことを口頭で教えようとすると、相手が混乱することにも気がつきました。それを転機に段階を踏んで相手の反応を待ってからってのを覚えたんすが。口頭のコミュニケーションって難しいっすね、って文字も得意ではないのですが。