脱法ドラッグ規制

なんべんも書いてることなのですが、以前RUSHというのがありました。ほんとは芳香剤というか別のためのものなのだけど、媚薬としてつかわれてて、吸引すると若干興奮して身体が敏感になります。薬指でわき腹をつーとやられるだけで電気が走るというか悶えたくなるような状態になるのと、ラストの前に吸引すると快感が増すこと、あと若干緩くなる(良い子のみんなはどこが?なんてきかないでね)というのがありました。いまは買えないというか入手は難しいはずで、数年前に危険なドラッグという指定になってます。製造・販売・輸入等に罰則があります。
誘われて吸ったことはありますが、買ったことはありません。誘った人ともそのあと逢わなくなりました。快感が増すのに積極的に買わなかったのは、いくつか理由があるのですが、ひとつは吸うと元気がなくなる、という文字どうりタチが悪い副作用があったのです。正確に書くと元気がなくなります。それってけっこうつまらないというか情けねーと思ってしまう現象です。どの状況下でもそれは「なんかへんなもの」なのですが、へんなものであっても目の前で硬くなってるというのはどこか嬉しいのです。快感はないよりあったほうが良いけれど快感を追求するだけがえっちなのかという根本的疑問にぶちあたるのですが人によっては答えは違うかもしれません。でもってほんとかどうかはわからぬものの「これ吸ってたら役に立たなくなるんじゃね」という恐怖(この恐怖は男しかわからないかもしれない)がうっすらありました。恐怖が間違ってて関係なかったとして、得られたかもしれない快感を逃したかもしれませんが、あんまり悔しくはありません。結果オーライというか、経験は将来の恐怖を予測し、恐怖というのは行動にブレーキを掛けましたって、てめえのことはともかく。
今月に入って脱法ドラッグの規制強化というか、製造販売のほか、所持が罰則になる案が出ています。山手線でも脱法ドラッグを警告する動画広告がでていて、想像してるよりおそらく事態は深刻なのかもしれません。でも規制を強化しても、快感というのはたちが悪いものでたとえあとで罰があっても今が良ければよいという刹那主義的なものに陥りやすいのではないかと思ってて、減らずに余計地下に潜るだけなのではないかな、という気がしないでもなかったり