春は揚げ物

日曜は小田原に居ました。 桑田佳祐さんの曲に金目の煮つけというのがありますが桑田さんの地元の茅ヶ崎を含む相模灘では金目鯛が獲れます。他にも(押し寿司や干物になる)アジや(小田原おでんのつみれになる)イワシのほか、カマスも獲れます。ただカマス…

出遅れ

コロナ禍の第4波のあたりで『感染症の日本史』(磯田道史・文春新書・2020)という新書を読んでいます。本書はスペイン風邪にかなりページ割いていますが麻疹についても触れられていて磯田先生は「麻疹が歴史を動かした」と主張し、幕末の文久2年(1862年)…

同性2人の婚姻届不受理に関する札幌高裁の判断についての雑感

家族法に関しての、すっごくめんどくさい話を書きます。しばらくおつきあいください。 婚姻に関する法律は民法にあり、しかし民法の婚姻の条文をいくら読んでも近親婚の制限や重婚禁止などの規定があっても同性同士の婚姻について禁止する条項がありません。…

ホタテのぎょうざ

社会人になって間もないころの「のぞみ」や「ひかり」には7号車と11号車に売店がありました。そこで見かけたことがあるのがおそらく酒のアテとして売っていたであろう小さいホタテの乾燥貝柱でしかし千円くらいした記憶があり、そのころは質より量で、ゆえに…

蛭子能収著『ひとりぼっちを笑うな』を読んで

以前太川陽介さんと蛭子能収さんそれに毎回異なる女性ゲスト1人の3人が行くローカル路線バスの旅というのをテレ東系で放映していました。3泊4日でひたすら路線バスのみを利用し、著名な観光地も場合によっては素通りして目的地まで行くというドキュメンタリ…

鼻腔を刺激するもの

何度か塩ラーメンごま問題というのを書いたことがあります。「塩ラーメンになぜごまがついているのか」という素朴な疑問が出発点で、でも「塩ラーメンにはごまが入ってるのがデフォルトなんですよですからそんなこと気にするほうがおかしくない?」というよ…

熱海起雲閣見学

熱海は温泉が出るほか、地図をご覧いただくと判りますが北西に箱根山から南に伸びる丹那山地があり、冬場の北西からの風が関東ほど強くはなく、ゆえに避寒地として適当な地です。その熱海に起雲閣という別荘から旅館を経て市の施設となった建物があり、週末…

古本屋で偶然見つけた本

くだらないことを書きます。 裏の畑でポチが鳴く 正直爺さん掘ったれば 大判小判がざーくざーくざっくざく という童謡を題名は知らぬものの子供の頃に聞いたことがあります。多摩では上記のような歌詞なのですが、もしかしたら地域によって歌詞は違うかもし…

カニカマの実験

くだらないことを書きます。 どうやって食べるのがベストなのかよくわからない食べ物があって、その筆頭が蒲鉾です。わからないなりに相性が良いと思えるのはわさび漬けで、幕の内弁当に入ってることが多いですけど三島駅や静岡駅ならかまぼこはわさび漬けと…

『神さまがまちガえる』4巻までを読んで

『神さまがまちガえる』(仲谷鳰・KADOKAWA電撃コミックスNEXT)の4巻を今月に入ってから読んでいます。おもしろかった!…で済ますのがもったいないので、もう少し書きます。 本作はシェアハウスの大家でかつ研究者でもある姫崎かさねとシェアハウスの住人で…

金目鯛のだしその後

Curiosity killed the catっていう英語のことわざがあって、直訳すれば「好奇心は猫を殺す」です。ほんとに猫が好奇心で動くのか、その結果死ぬのか、猫を飼ったことが無いのでわかりません。が、感覚的にわからないでもないです。 社会人になって仕事で博多…

人間の記憶は不確かである2024

博多華丸大吉師匠の漫才に人間の記憶は不確かである、という説を唱える中洲産業大卒のお父さんが出てきます。「昨日の夜はちゃんぽんやったけど昼はなんやったかな…」と続くのですが、私も7日前くらいの夕飯になると怪しいです。くわえてあまり人の顔を覚え…

耐えられないことの回避

品のないことを書くと経験がそれほどない頃に、経験豊富な人から陰毛を剃ることをすすめられました。痒みを引き起こすケジラミは毛の接触でうつるので毛を剃ればよい、という理由です。痒いのは耐えられそうにないけど剃ることにもっと耐えられそうになかっ…

ステーキソースの記憶

東京ローカルな話をします。 駿河台から中央線の線路沿いに坂を下ると須田町で、神田川を挟んで須田町の対岸が外神田で、須田町と外神田を結ぶ神田川にかかる橋を万世橋といい、その万世橋の南詰にあるのが肉の万世という肉を得意とする洋食屋です。須田町に…

知らない街を歩いた感想

熱海にブルーノ・タウトが関係した日向別邸という別荘建築があり、松の内にその見学ツアーに参加しています。現地集合時間が14時半で、熱海駅に着いたのが13時をいくらか過ぎたあたり。余裕を持たせたのは遅延を意識してのことですが、幸いなことにその日は…

( >д<)、;'.・ ィクシ

花粉は大量飛散する年とそれほどでもない年が交互にやってくる、という仮説を同僚から聞いたことがあって、去年は大量飛散の年でした。それが証拠に晩春になると鼻炎薬がドラッグストアの棚から消えていて動揺した記憶があります。仮説が正しいとするならば…

金目鯛のだし

ローカルな話をして恐縮なのですが諏訪にツルヤというスーパーがあってそこで「子持ちキクラゲのおにぎり」というのを売っていました。キクラゲはキノコのはずでキノコが子を産むというのは考えにくく、なのでフリーズし、フリーズしたこちらを不審に思った…

『小澤征爾さんと、音楽について話をする』を読んで

バカにされそうなことを書きます。 前に『コンサートは始まる』(カール・A・ヴィーランド著・木村博江訳・音楽之友社・1990)というボストン響のドキュメントの本を読んでいます。その本の中で小澤さんは曲を研究する際に分解し、重要と思える「集結点」を…

『ゆびさきと恋々』の5話までを視聴して

MXで夜に放映しているアニメ『ゆびさきと恋々』の5話を録画したものを視聴しました。原作は女性向けのマンガでここを書いているのはおっさんでしかしなにかが引っかかって視聴していて、匿名を奇貨として、以下、書きます。詳細は是非本作をご覧いただきたい…

伊東市東海館見学

伊豆の伊東に昭和3年に創業し平成13年に廃業した東海館という木造の元旅館がありいまは伊東市が管理していて、週末に見学していました。 望楼部分を除けば木造3階建てで、戦後はながいこと木造3階建てはNGでしたが伊東線が伊東まで開通した昭和13年に増築な…

わかさぎ(もしくはほろ苦い思い出について)

子どもの頃に冬になると河口湖か山中湖あたりのワカサギが食卓に並ぶことがありました。少量ならフリッターとかになったはずですがいっぺんで食べきれない量が毎冬来て、素揚げして南蛮漬けになり、結果としてそれが何日か続いていました。ワカサギははらわ…

現実からちょっと目をそらす

ここのところしばらくなにかを書こうとするとはてなの今週のお題「元気を出す方法」に絡んで編集画面では「あなたの元気の出し方を教えて」という文句が問答無用で毎日出てきます。それを眺めてて「元気って出すものなのか?」という素朴な疑問があります。…

『ゆびさきと恋々』の4話までを視聴して

MXで夜に放映しているアニメ『ゆびさきと恋々』の4話を録画したものを視聴しました。原作は女性向けのマンガでここを書いているのはおっさんで対象外のはずゆえに感想をいちいちここで報告する必然性は限りなく低いのですが、匿名を奇貨として、以下、書きま…

井の頭池散策

いつものようにくだらない話をします。 中央線の吉祥寺駅にほど近い井の頭池には弁財天があり、私の学生時代の頃から井の頭にデートへ行くとそこの弁財天が嫉妬してゆえに行った男女は別れるという都市伝説がありました。じゃあ男二人でイチャイチャしたらど…

駅ビルの眼科にて

気にならないといえば気にならないのですが小さいころからたまに視界にゴミのようなものが浮いています。俗に飛蚊症といい特に問題があるわけではないので長いこと放置していました。ところが昨日の夕方、資料を眺めていてなにかがおかしいと感じ、合計の数…

『ゆびさきと恋々』3話までを視聴して

MXで夜に放映しているアニメ『ゆびさきと恋々』の3話を録画したものを視聴しました。その感想をいちいちここで報告する必要性があるのかと思いつつ、匿名を奇貨として、以下、書きます。詳細は是非本作をご覧いただきたいのですが、大前提としては聴覚に障害…

この時期の里芋について

男子厨房に入らずという言葉は知ってるものの両親が忙しかったこともあって、ので小学生の頃には台所に入っていました。最初に覚えたのがニンジンとタマネギとジャガイモと肉を炒めた上で水分を加えてカレールーを投入すればなんとかなるカレーで、カレール…

読みかけの本を手にして

くだらないことを書きます。 以前読んだ本の中に本は一気読みしたい派の登場人物が居ました。ああそういう人も居るのかと興味深かったのですが私は別に一気に読まなくても気にならない派で、なので読みかけの本をカバンの中に一冊放り込むことがけっこうあり…

『ゆびさきと恋々』2話までを視聴して

MXで夜に放映しているアニメ『ゆびさきと恋々』の2話の録画したものを視聴しました。それをいちいちここで報告する必要性があるのかと思いつつ「すげえ」で済ますのがもったいないので、以下、書きます。詳細は是非本作をご覧いただきたいのですが、大前提と…

曇天の江ノ島へ

日曜に何度目かの江ノ島へ行っていました。 雨は止んだもののそのせいか江ノ島へ向かう弁天橋を渡る人は少なめ。雨がひどくなったら?というのもあったのですがここまで来て引き返すのもなんだしってのと「行って雨がひどくなってから後悔すればいい」という…