かすかな敗北感

組織によって違う可能性がありますが、定物定位置という言葉があります。よく工場やバックヤードなどで使う言葉で、工具を使い終わったら必ずその工具を定位置に置くようにして事故や紛失をなるべく防ぐための方策です。工具は場所によってはどこかに置きっ…

「ネタドリ」を視聴して(もしくは東京大神宮の事例について)

飯田橋駅からそう遠くないところに東京大神宮という神社があります。恥ずかしながらその近くの大学に通っていましたが詳細な場所は知らぬまま卒業して社会人になっています…ってそんな個人情報はどうでもよくて。年末年始にその東京大神宮でクラスターが発生…

白手袋のこと

歯科の先生のお子さんが感染して歯科の先生が濃厚接触者になって歯科の予約が吹っ飛んだ、という嘆きを勤務先で昨日聞きました。同僚は歯科での濃厚接触者にならずそして歯痛で通院していたわけではなかったようで(ただし固いものが噛めないので難儀してい…

「その着せ替え人形は恋をする」2話までを視聴して(もしくは「推し」にまつわる言葉の通じなさについて)

東京は再びシビアな状況に陥りつつあるのですが、いつものようにくだらぬことを書きます。 はてな以外のユーザーの人がここを見ていたらなんのこっちゃになるので書いておくと気になった記事を記録できるはてなブックマークというサービスがはてなにはありま…

マスク越しの蝋梅

天気予報や報道などでの気温というのはだいたい地上から1m50cmあたりの高さでの話で、したがって、地面はもっと低いです。いま住んでいるところの前は車道は舗装されてますが歩道は舗装されておらず土のままで、東京のいま住んでいる多摩のあたりは朝晩はま…

カレーの備蓄

去春、磯田道史先生の「感染症の日本史」(文春新書・2020)という本を読んでいます。そのなかで、京都在住の女学生の手記や原敬の日記、志賀直哉の「流行感冒」を引用しながら頁がわりと割かれてるのがおよそ百年前の大正時代の(関東大震災より死者数が多…

「自己有用感」(もしくは「なにかを読んで別のなにかを理解すること」について)

世の中どんどんシビアな方向へ全速力で向かってる気がするのですがいつものようにくだらないことを書きます。 一昨年から「青春ブタ野郎シリーズ」というラノベを読んでいてここで書いてきていて、そして最新刊が一昨年の「青春ブタ野郎はナイチンゲールの夢…

モノレールに乗って江ノ島へ

そこに寺があるのかは全く不勉強なので知らないのですが、大船には観音様が居ます。正直に書くとほんとに観音様かどうかもよく知りません。でも一応観音様とかいておきます。くたびれたおっさんであるわたしが子供のころにはすでに居て、その頃から茅ヶ崎藤…

続・ここ数日の寒さ(もしくは雪の日の記録)

なんどか書いてることなのですが、関東は北西の風が秋から春にかけて吹き、異論はあるかと思うものの関東の冬の寒さというのはこの風の寒さの影響が大のはずです。今年は例外として例年実際に氷点下になる日はそれほど多くはありませんが、風が吹けば体感は…

「回し呑み」のこと

柳家喬太郎師匠の「時そば」のまくらにコロッケそばにおけるコロッケについて描かれたものがあります。動画でそれを知ったのですがいちど聞いてしまうと忘れられなくて、箱根そばなどでコロッケそばを見るとつい「ふふっ」となるのを必死に堪えることがない…

2日、西武柳沢で(もしくは「ちょっと変」)

去年、奥秩父の三峰へ行ったときに「神主さんの日常」(瀬上あきら著・マッグガーデン・2013)という三峯神社が協力したマンガを買っています。神主さんがどういう日常(婚活を含む)を送ってるのかというのを含め絵馬や神饌についての解説などが書かれてい…

玉締めゴマ油

健診で異常が見つかって、結果的に問題ナシとなったものの、結果が判るまで一時的にドクタから塩分を控えめにするように云われたことが以前ありました。そのとき豆腐に醤油が使えないのが痛く、代替をいろいろ模索してて試してあんがいイケたのがゴマ油です…

年末のごあいさつ(もしくは今年読んだ本について)

「去年今年貫く棒の如きもの」ってのが虚子の俳句にあるのですが、去年と同じなら今年もきつい状態は続くのではないか?と悲観的な予測をして、担当する職務で松が明ける前から虚子の俳句は一切出さずに悲観的になるよう資料を整えはじめ周囲を説き伏せ対策…

ここ数日の寒さ

いま住んでいるところは東京の郊外で都心部よりいくらか気温が低めです。ここ数日朝の気温が氷点下まで下がっています。前夜の予報ではマイナス3度という予測だったにもかかわらずマイナス4度だったこともあります。なぜかイラっとして「外れるならあたたか…

仁左衛門丈の「身替座禅」

NHKEテレで身替座禅という演目を放送していました。不粋なことを書くと・あらすじを書くと、知り合った遊女から逢いたいという文を貰った主人公は奥方には持仏堂で念仏するからという理由で一晩だけ奥方の許から離れることを計画します。持仏堂には腹心に頼…

当代の三平師匠のこと(もしくはある小説を読んでの雑感)

小説に書かれていることが事実であるかどうかを問うのはきわめて不粋なことと承知しつつも、「もしほんとであったらしんどいな」という部類の小説をいくつか読んだことがあります。その筆頭が立川談四楼師匠の「談志が死んだ」(立川談四楼・新潮社・2012)…

コロナ前には戻れないという言葉を耳にして(もしくはパン屋の閉店について)

ふだんはヨーカドーで売ってるような高くはない食パンを朝に食べます。しかしたまに値段がちょっと高めの良いパンを買い、味覚は思考を封印するので「うまいなあ」と舌で感じ、抱えてる仕事で処理しなければならぬことを想起して陰陰滅滅になりそうなのを封…

「モダン建築の京都展」

行かずに後悔するよりもどうせなら行ってから後悔しようというのはちょっと危険思想なのですが、新型コロナ対策に留意しつつこの土日に京都へ行ってて、京都市京セラ美術館で26日まで開催中の「モダン建築の京都展」を見学してます。主に明治以降から昭和40…

今年買えてよかったもの

手袋の左ばかりになりにける、という子規の句があります。以前は句のように片方だけ見失うことをやってしまっていました。手袋の片方が自ら逃走することは考えにくいので絶対犯人は私なのですが、前日帰宅時に手袋をしていたにもかかわらず翌朝見当たらない…

東京の郊外の小さな街のいまの状況

たぶん前にも書いたかもしれぬのですが私が子供のころに、大月や上野原あたりの酒まんじゅうを叔父が私へのお土産としてよく買って来ていました。たいてい10個入りで、酒まんじゅうがあると来る日も来る日もおやつは酒まんじゅうです。山梨の名誉のために書…

日本読書株式会社

いつもと同じようにくだらないことを書きます。 発作的座談会(椎名誠・沢野ひとし・木村晋介・目黒考二著・角川文庫)という本をたしか高校生の時に確かハーケンと夏みかんと一緒に読んでいて、文庫落ちしたものを古本屋で見つけいまでも手許にあって捨てら…

ささいな浪費の選択に起因する零れ幸い

統計的な裏付けがあるとは思えぬものの「バカの大足、マヌケの小足、中途半端なろくでなし」っていう理不尽な言葉があります。このときの大足は何センチからかといわれるとわかりません。が、私は27.5から28あたりが欲しいのですが、住んでる街のヨーカドー…

「Just Because!」を読んで

「Just Because!」(鴨志田一・メディアワークス文庫・2017)を読みました。面白かったです…で、済ますのはもったいないので書きます。 いくばくかのネタバレをお許しいただきたいのですが、本書は福岡から数年ぶりに地元に戻ってきた・転校してきた主人公の…

同じ轍を踏んでしまう謎

いつもくだらないことを書いてますが今日もくだらないことを書きます。 真っ暗闇でしか眠れないとかまったくそんなことはないくらいいつも数分で入眠してしまうことが多いです。ただ前夜にお酒を呑んでいて、それが原因もしくは敗因か夜中に一度起きています…

吉右衛門丈の「番隨長兵衛」

いつだったかNHKもしくはNHK教育の番組で歌舞伎について触れていて、その番組では観劇する演目にちなんだ服装(和装)で歌舞伎座を行くことをすすめていました。それを眺めてほんとに申し訳ない気持ちになったのですが、残念ながらそんなことは一度もしたこ…

西に吹けば東にたまってしまうもの

何回か書いてるはずなのですが、いま住んでいるところは目の前がずっと桜並木で、秋になると当たり前のこととして当然落葉します。なにもしないわけにはいかないので毎年秋は早起きして出勤前に掃き掃除をしてから駅に向かっています。隣にはアパートがある…

信州信濃で新そばの時期に

奥秩父の山の中に三峯神社というところがあるのですが、そこの神の使い≒眷属はお犬様とよばれているものの(大口真神といって)実のところは狼です。狼は畑を荒らす害獣を食べるので益獣とされ、三峯に限って言うと疫病が狐の仕業と考えられていた時代には疫…

甲府駅での経験(もしくは、正しいことは人を不愉快にさせるかも、と気が付いたこと)

去春から首都圏の電車は走行時に開閉可能な窓を数センチ開けて走行してることがあります(だいたい「ここまで開けてください」的なマークが貼ってあることが多い)。困ってしまうのは車内放送が聴き取りずらくなることで、遅延の告知を聞いていたらトンネル…

マルス信州蒸留所へ

諏訪湖から浜松に向かって天竜川が流れていて、そのうち長野県内で天竜川の流れるあたりの一部は伊那谷と呼ばれることがあります。伊那谷の宮田村というところには マルス信州蒸留所があります。マルスは本坊酒造の商標で、ウィスキーの原酒の蒸留所です。(…

忘れたい失敗(もしくは靴下に求めるもの)

失敗した記憶というのは不思議と脳内に残ります。ふとした拍子にそれを思い出して声を出さぬものの「うがあああああ」となったりします。ただ本を読むと似たような体験をする人はいるらしく、開高健さんの「耳の物語」の中に(現在のサントリーである)寿屋…