春は揚げ物

日曜は小田原に居ました。

桑田佳祐さんの曲に金目鯛の煮つけというのがありますが桑田さんの地元の茅ヶ崎を含む相模灘では金目鯛が獲れます。他にも(押し寿司や干物になる)アジや(小田原おでんのつみれになる)イワシのほか、カマスも獲れます。ただカマスはやはり干物や塩焼きしか知らず…というかそれしか食べたことがありませんでした。

屋台でカマス棒というものを見つけ「春は揚げ物というし…」というくだらない理由で実食してます。カマスを棒に刺して揚げたもので、醤油かソースを選べます。俗にカマス焼き喰い一升メシというくらいにカマスにはごはんが進むような不思議な味がありますから当然フライでもイけて、ソースや醤油なしでもなんとかなりそうな気はするものの、ソースをかけても美味かったです。見知らぬものを前にして好奇心に引き摺られて失敗することがあるのですが、今回は巧くいったかな、と。

でもって不思議と骨がなくどうやったらそうなるのか謎で

看板には「小田原名物!北条一本抜きカマス」とあってああ北条家にまつわる秘法でもあるのかなと一瞬想像したのですが、残念ながら(…残念ながら?)数年前に中骨を抜く器具を独自に開発して特許も取得したそうで(≒つまり北条はあんまり関係なさそうなのですが)。骨が無いことについて腑に落ちてます。

以下、くだらないことを書きます。

腹ごなしに御幸浜を散策していて、しかしこの日の小田原は南風強く波高め。画像は近づきすぎて慌てて逃げる数秒前で

このあとなんとか逃げおおせてます。最初から近寄らなきゃいいのですが、海って眺めてると近寄りたくなることってありませんかね。ないかもですが。