金目鯛のだし

ローカルな話をして恐縮なのですが諏訪にツルヤというスーパーがあってそこで「子持ちキクラゲのおにぎり」というのを売っていました。キクラゲはキノコのはずでキノコが子を産むというのは考えにくく、なのでフリーズし、フリーズしたこちらを不審に思った彼氏もそれは初見で、とりあえず一つ買っています。あとで分解したところ、子持ちキクラゲの正体は細切りにしたキクラゲにシシャモの卵をあわせて炊いた佃煮でした。だからなんだといわれるときついのですが、知らぬものを目にすると要らぬ冒険心が疼くことがあります。

要らぬと書いたのはいわゆるおとなのおもちゃのスイッチにMAXがあってそれを押すとどうなるのか試してみたくなりその結果悶絶して止めてもらったことがあるからで、おそらく冒険心は無い方が平和だと思うのですが…って話がズレた。

先日伊豆の伊東というところへ行った際に以前買った同じ伊豆のカメヤという会社のわさび茶漬けを探していて、しかし見つけることが出来ず、かといってどこにでも売ってるようなお茶漬けを買うのは能がないと考え、製造元が小田原なので伊東土産とはいいにくいもののそばにあったキンメ(金目鯛)の茶漬けというのを要らぬ冒険心が疼いて買っています。

さてそのお茶漬け、金目鯛のだしと書いてあるのに気が付きました。キンメの煮つけは食べたことがあってもだしとなると正直どんなものかうっすらとしか想像がつきません。東京は今週は暖かかったのでお茶漬けの機運ではなかったものの来週はいくらか冷え込みそうでそのときに試してみるつもりです。未知の味覚を楽しみにしているのに気が付いて、思ったより食い意地が張ってるおのれを自覚しました。

もっとも名物に旨い物なしなんて言葉もあるくらいなので大ハズレもありえるのですが。