ことば

「ゴリラゲイ雨」雑感(そのダジャレ未満の背後にあるものの怖さ)

繰り返し書いているのですが笑いというのは「笑わせる」ものと「笑われる」ものにわけることが出来ます。「笑わせる」のはわりと技量や技術が必要で、落語や漫才では秀でている専門家のことを芸人とか師匠と読んだりします。笑わせる技量や技術が無い人がや…

「ナンバ・テン」(もしくは、スラングのこと)

「今朝の『タン・ニェン』を読みましたか」 「いや、読んでいません」 「ひどいもんです。ひどいにもほどがある。ナンバー・テン。兵隊に言わせればナンバー・テンです」 「兵隊ならナンバー・テンではなくて、ナンバ・テン。またはナンバ・テン・タウ(Nnbe…

「マイクロアグレッション」雑感

8日付毎日新聞朝刊にマイクロアグレッションという概念の説明の記事がでていて、私はカタカナ語が苦手でなるべく避けてきたので限りなく初耳に近いのですが、興味深く読みました。簡単にいえば従来の差別とはまた別の多数派からマイノリティに対する「あから…

「その着せ替え人形は恋をする4話」を視聴して(もしくは言語による意思疎通の難しさについて)

小学校の国語の教科書に「附子」という狂言がありました。毒だから近づくなと云われつつ覗き込み、気になって舐めてしまい、なぜなめたかということの理由を無理矢理考え出さねばならなくなり、茶碗と掛け軸を割って「(大事なものを壊したので)死んで詫び…

「その着せ替え人形は恋をする」3話を視聴して(もしくは曖昧な言葉を前にして)

東京というより南関東では半月前に比べて(船橋の救急病院でクラスターが発生するなど)ちょっとシビアな状況に陥りつつあります。のですが、半月前と同じように朝起きて出社して数字とにらめっこしたりしています。ここでも半月前と同じようにくだらぬこと…

「その着せ替え人形は恋をする」2話までを視聴して(もしくは「推し」にまつわる言葉の通じなさについて)

東京は再びシビアな状況に陥りつつあるのですが、いつものようにくだらぬことを書きます。 はてな以外のユーザーの人がここを見ていたらなんのこっちゃになるので書いておくと気になった記事を記録できるはてなブックマークというサービスがはてなにはありま…

「自己有用感」(もしくは「なにかを読んで別のなにかを理解すること」について)

世の中どんどんシビアな方向へ全速力で向かってる気がするのですがいつものようにくだらないことを書きます。 一昨年から「青春ブタ野郎シリーズ」というラノベを読んでいてここで書いてきていて、そして最新刊が一昨年の「青春ブタ野郎はナイチンゲールの夢…

2日、西武柳沢で(もしくは「ちょっと変」)

去年、奥秩父の三峰へ行ったときに「神主さんの日常」(瀬上あきら著・マッグガーデン・2013)という三峯神社が協力したマンガを買っています。神主さんがどういう日常(婚活を含む)を送ってるのかというのを含め絵馬や神饌についての解説などが書かれてい…

「今日の仕事は楽しみですか?」雑感

それをどこで読んだのか全く記憶が無いのだけど中島らもさんが以前、「仕事と愛」だったか「ビジネスと愛」だったかについて書いていました。上司と部下が恋仲になってしまった挙句に在庫管理をしなければならぬ倉庫で(よいこはわかんなくていいような)い…

花の名前(もしくは先入観のこと)

出勤時・退勤時に江戸時代にできた上水路の脇を通ります。その上水路にはヒガンバナが植わっています。ヒガンバナの根っこに毒があり、なので水路をネズミやモグラから守るの意味合いで植えられたと思われます。もちろん誰が植えたかはわかりません。そろそ…

横浜市長選が露わにしたもの

野球と政治の話は得意ではないのでしたくないのですが、今日はその禁を破って万人受けしない話をします。 横浜港というとよく知られてるのが客船ターミナルがあって客船が発着する大さん橋ふ頭で、しかし大さん橋ふ頭だけでは対応できなくなったので新港ふ頭…

「幸運」と「ぜいたくな悩み」(もしくは逃げ道がないときのこと)

今朝(19日付)の毎日に北大の先生が昨今の新型コロナ関連の政府の失策について寄稿していました(「五輪で隠せぬコロナの失策」・岩下明裕北大教授)。詳細はお読みいただくとして論旨はおおむね同意なのですが些細なところでひとつだけ引っかかったのが、…

「東京を前へ」雑感(もしくは個人的に気持ちの悪い言葉)

野球と政治のことは書くつもりはなかったのですが、都議選で思うところがあったのでちょっとだけ禁を破ります。 いま住んでいる街では都議選である候補者が「東京を前へ」と不思議とよく連呼していました。それが気持ち悪く感じて都議選の間はひっかかってい…

伝達効率のよい言葉・伝達効率のよくない言葉

なんべんも書いてることなのですが、私ははてなハイクというSNSのようなものを使っていたときに、そこに書いてある他の人の文章が同じ日本語で書かれつつもちっともわからなかったことがあります。そこらへんから言語による意思疎通について、ボールペンの先…

「道徳的にLGBTは認められない」雑感

シンガポールではガムは持ち込み禁止です(例外として口腔の健康に良いものやシュガーレスのものだけ薬屋で売ってる)。持ってると罰金か禁固刑です。独立後リー・クアンユー元首相が実権を握っていた時代にガムの食べかすでのいたずらが多発してガムのシン…

「させていただく」雑感

「させていただく」という言葉があります。 この↑言葉についてなんべんか書いてるのですが長いこと強い違和感があります。もとは阿弥陀如来によって生かしていただいてると考える絶対他力の考え方のある浄土真宗の近江門徒の言葉で、阿弥陀如来が居て絶対他…

「コロナ前には戻れない」という言葉を耳にして

東京の蕎麦の場合、海苔を散らした蕎麦のことをハナマキそばということがあります。なんでそんなことになったかは謎で、海苔を磯の華と呼んだからとか、海苔を花が散るようにはらはらと撒いたからだとか(この場合せっかちな江戸っ子がそんなことをするのか…

「風流」雑感

いまあちこちに咲いているソメイヨシノは接木などで増やしてる事実上クローンで、ソメイヨシノは同じ条件であれば一斉に咲いて一斉に散ります。ところがいま住んでいるところの目の前は桜並木でも茨城と奈良から持ってきたヤマザクラやオオシマザクラなどが…

「うっせぇわ」雑感

いまはくたびれたおっさんですがそれ相応に若かった時期があります。社会人になってそれほど時間が経ってなかった頃に京都出身の異性の上司に仕えていました。私もわりと華奢なほうなのですがその上司も華奢で、しかし体力は私の方がありましたから一緒に行…

「〇〇してえらい」

所沢や本川越へ行く西武線というのがあります。 その西武線ではここのところずっとコウペンちゃんというキャラがポスターに起用されています。「マスクをつけてえらい」とかのマスク着用奨励はもちろん、たとえば「電車に乗ってえらい」ってな具合にわりと肯…

他人の意見の陳述に飽いてる空気

文章を書くときに苦労するので日本語すら満足に使えないおのれに嫌気がさすくらい日本語の知識が無いので言葉に関してえらそうなことは書けませんが、この10年くらい引っかかる言葉があります。たとえば前の首相がよくつかっていた「させていただく」がそう…

「おつかれさまです」「ごくろうさま」

たぶんなんどか書いたかもしれないことなのですが。 社会人になりたての頃というか最初に放り込まれた大阪でAさんというひとが居てわりと癇癪もちで、顔を合わせたときに無言というわけにもいかず社交辞令のように「オツカレサマデス」とあいさつしたら「わ…

「勝負の三週間」

いまから20年以上前の美青年だった頃…じゃねえ、社会人になりたてで大阪に放り込まれたとき、勤務先の先輩が昼になるとふと消えることがありました。もちろんちゃんと時間には戻ってくるのです。よほど美味しいところに通ってるのかなと考えて教えてもらおう…

領収もしくは領収書のこと

これを書いているのはギャル系JK…じゃねえ、若干くたびれたおっさんで、若干くたびれたおっさんになる前に領収書の管理を任されていたことがあります。複写式の領収書の束を渡されて、入金があったのち、額が正しいかどうかを確かめてから金額と宛名を書いて…

「心頭滅却すれば火もまた涼し」

おそらく甲府盆地の地名で全国的知名度を誇るのが勝沼だと思うのですが、その勝沼の隣町が塩山です。その塩山に恵林寺という寺があり、武田家の菩提寺です。死んだ父に連れられて恵林寺のそばは何回も通っていて、でも一度たりとて山門をくぐったことはあり…

お前

よく野球の話と政治の話はタブーといいますが、野球の話をちょっとだけ。中日のチャンステーマのサウスポーの中の「みなぎる闘志をふるい立てお前が打たなきゃ誰が打つ」という歌詞のお前という言葉は選手に失礼では?という問題提起の記事を読んで、お前と…

いとしと書いて藤の花

錦糸町に用があるついでにそれほど遠くない亀戸天神へ寄っていました。自力でがんばるけど菅原さんにお願いしたいことがあったのと、藤のお花見を兼ねてです。この週末は盛りのちょっと前くらい。 これからとてもくだらないことを書きます。 藤娘という長唄…

あー

牛久というところに行っていて、そのあとつくばのJAXAつくば宇宙センターにも寄り道していました。JAXAつくばの主たる業務は人工衛星の開発や運用、管理などで、たとえば国際宇宙ステーションの実験棟「きぼう」の後方支援もつくばで行っています。 「きぼう…

させていただく

私は日本語を母語としながらも日本語に詳しくないのでヘタなことは言えないのだけど、数年前から他の組織の人などが口にする「させていただく」ってのがずっと気になっていました。「する」意思を持つ人がへりくだりつつ、相手の同意を条件にしてるように見…

田無農場博物館へ(もしくは「こく」)

西武線の田無駅の北方に農林関係の研究を行ってる旧東大農場(生態調和農学機構)というのがあり 観桜会という開放日だったので早起きして見学してきました 生まれ育った街もいま住んでいるところもてんでばらばらに咲くヤマザクラ系が多いんすけどそれを見…