「マジか」

毎朝キリマンジャロのコーヒーを欠かさないのですが豆はタンザニアからの輸入で、ここしばらく円が安くなったせいか値段は以前より高くなりました。もっとも長年舌に慣れたものを変える気にはなれず、8のつく日にヨーカドーで買うと安くなるのでそこで狙って買っていますが値上がりするたびに棚の前で理屈はわかっていても「マジか…」と口にしています。ついでに書くと勤務先では去年は10万円代であった装置が今年は20万を越えていて、ある程度外国からの部品である程度構成されている(はずな)のでやはり理屈はわかっているのですがそれでも見積書請求書の類を眺めてて「マジか…」と口にしています。理屈がよくわからないときもあって、今夏は冷凍のアスパラが一時期品薄になっていて高いものしかなかったときもつい「マジか…」と口にしていました。

流行というのはあるものが世間に広がっていることをさす言葉であってはてな今週のお題「マイ流行語」というのは冷静に考えるとどういう意味なのかいまいち謎なのですがその謎を無視して書くと、今年に入ってから「マジか…」というのを口にする機会が増えてしまっています。マジか…と口にしてしまうのはいま起きていることをどこか認めたくない心情があるはずで、根っこには虚子の俳句の

去年今年貫く棒の如きもの

の印象が強く今年は去年の延長線上と考えていてそれが違ったせいかもしれません。どんなものだよ?といわれると答えに窮するものの、今回の去年今年は棒の如きの連なりとは確実に違うような気が。

それ以前の問題としていい大人が「マジか…」と口にするのは冷静に考えるとどうかと思うのでこのへんで。