臓器移植と脳死

議員立法の弱点

政治のことは書かない、っていったのですが、ちょっとだけ。 運転免許をもってる人なら知ってる知識だとおもいますが高速道路を除く一般道で、制限速度の表示のないところでの普通乗用車の最高速度ってのは、時速60キロです。緊急時は80キロです。で、この根…

法改正

繰り返しになりますが、再度書きます。まとまってませんし、書いてることはさして変化してないので、興味のない方はすっとばしてください。 脳死ってのは何か、っていうと、脳が動いてない状況です。もともとは臨床的概念でした。で、傍から見てると脳死患者…

宮崎日日の記事から

現在の臓器移植法は「脳死を人の死としてもいいよ・臓器を摘出してもいいよ」という意思を表示した場合に「心臓が動いてても脳死であるから人ではなく死体」として扱いさらに家族が同意すれば臓器を摘出します。そして現行法上15歳未満の子供は摘出ができま…

ふたたび

臓器移植法改正案、国会審議へ…13日に参考人質疑 国会に提案中の臓器移植法改正案について、衆院厚生労働委員会は、今国会会期中の審議入りを決めた。 29日の同委員会理事会で与野党が合意した。来月13日に参考人質疑を開き、専門家の意見を聴取する。…

国会終了

私は国会議員でもありませんし法曹の人間でもありません。ただ数年前からずっと気になっていたのがこの脳死と臓器移植の問題です。どうみても眠っているようにしか見えない心臓が動いてる脳死の患者から心臓摘出を可とする臓器移植法について、もうすこし条…

頭痛をひきおこしたらごめんなさい

いったん法律というものができると法がないからなにも出来ません、という言い訳は通用しなくなります。法律の恐ろしさというのはそこで、共謀罪というのは構成要件解釈の実質化というかどちらかというと形式的に解釈せずに刑法を運用している面がないわけで…

再度考察でない考察

決断 河野父子の生体肝移植作者: 河野洋平,河野太郎出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2004/05/14メディア: 単行本 クリック: 99回この商品を含むブログ (3件) を見る臓器移植法改正推進派の河野太郎代議士の本です。とっかかりにはわかりやすい本です。賛…

なんちゃって仏教徒として

昨日今日と帰宅してからパソコンの前で、自己決定権についていろいろ考えていました(小一時間ですが)。尊厳死や安楽死ともこの問題は親和性はあるのですが、アウトプットは暫く熟成させます。終末期の患者の人権、未成年の人権、脳死状況にある患者の人権…

念のため

常日頃からこんなことを考えているわけではありません。 ここのところ妙に気になってるだけですが。 ずいぶんすっきりしましたが。いいたいことを言えたので(閲覧数が少ないからきがらくなのです)。

善意という言葉

脳死状況下の臓器移植において臓器摘出の事前の同意は任意の自己決定であるべきだとおもうのですが、その議論の過程において昔から気になったのは「善意」という言葉なのです。付け加えると、自己決定というのは医療の現場においては医師の専断的医療行為に…

このさきの問題として

実際、脳死というのはあまり起こりえない現象です。 ですから、それほど誰の頭上にもふりかぶってくるものではありません。ただ、改正案がすんなり通過したら、時と場合によっては家族にその判断が任されてくる問題でもあります。心臓は動くし外からは眠って…

臓器移植について外野の一意見

臓器移植について、全面的に私は否定するつもりはないのですが、やはり気になっていることなので書いておきたいと思います。既に述べましたが、いまは15歳未満の脳死者からの臓器摘出は認められていません。現在これを認める動きがあります。この15歳という…