小さな不安の除却(もしくはカニカマについて)

なにか特殊技能を持っているわけでもなく被災地へ行ったところでなにかできるわけでもないし…と考えて、個人ではたかがしれてるのですが加賀揚げというすり身を使った製品を製造している能登の会社の品物を意図的に今冬買っていました。その会社はカニカマも作ってるので買っていて、安直ですがキュウリとわかめと一緒に酢の物にしたり、カニカマをみじんにしてキムチと卵と一緒にカニ炒飯ならぬカニカマ炒飯にしたりしています。

8のつく日でいくらか安くなるので退勤後のヨーカドーへ寄り、いつものようにカニカマをかごの中に入れていました。帰宅して紅麹関連の報道を眺めててさっき買った赤いカニカマが気になり「あのカニカマの赤はもしかして?」と不安になり、不安要素はとりあえず除去したかったので念のため能登の会社のホームページを確認すると近畿地方の当該メーカーの製品は不使用であることが明記されていました。ので、しばらくカニカマを工夫しながら消費するつもりです。たとえばナムルにするとか。

10代の頃に読んだ那州雪絵作の『フラワー・デストロイヤー』シリーズの中に「正体のわからないものはわからないから不安なのよ」っていうセリフがあって、今回のカニカマの件でも不安を除去したいま「ほんとそうだよなあ」と腑に落ちています…って、いい大人がマンガのセリフについて腑に落ちたらまずいような気がするのでこのへんで。