きわめて私的なあいさつ

匿名を奇貨としてなんでも書くことにしていて、ので、私は書いてる文章は品がありません。その証拠に読者数アクセス数もそれほど多くはありませんし、オフ会の誘いは滅多にありません。あっても匿名を維持するためにオフ会は参加するつもりは毛頭ないので不義理を重ねています。媚びもしないし「つまんねーやつだな…」と呆れられそうなことのオンパレードです。とはいうものの、今これを読んでくださってる方を含め、根気強く読んでくださる人が居ます。本日はその中のひとりの方についての話をさせてください。

話はいつものように横にすっ飛びます。

はてなのidを取得してダイアリを書くまで人付き合いというのは長い間

「顔見知り≒親密で近い人」

「顔見知りでない≒疎遠な人」

というものでした。つまるところ顔を見てのコミュニケーションでした。ところがネットの世界の足を踏み入れてダイアリを持つと違う世界がそこにはあって、顔をつき合わすというのとは関係なく

「顔見知りでないけど互いに意見交換ができて手にとるようにその考えや行動がなんとなく理解できる親密な他人(と私が勝手に思い込んでる場合を含む)」

というというカテゴリーができました。その新たに加わったカテゴリーの人たちのおかげでわたしの視野はいくらか広がった感があります。そして個人的にはそれらの人たちは極めて不思議な存在で、場合によっては、しばらくすると妙な親近感が出てきます。

いまとなってはどういうきっかけであったかまったく思い出せないのですがe_pyonpyon21さんはそのひとりで、たしか團藤重光博士が亡くなったときに感想を述べられた記憶があるので間違ってないと思うのですがともに法学部卒という共通点がある以外は出身大学も性別も年齢も職業も読書傾向も信玄餅の食べ方もほぼ異なるものの考えなどがなんとなく理解でき妙な親近感があり、くわえて、おのれの狭い視野を広げるために書いたものずっと拝読させていただいていました。それどころかこちらの書いた上品とはいえぬ文章も読んでくださっていたので、一時的に塩分制限を言い渡されたときや処方された薬の影響で味覚に変化が起きたときなどに有益なアドバイスをいただいています。いまから思えば、もしかしたらその方面で苦労なさってたのかもしれません。

今後も何かあったらアドバイスを頂けるかな…という都合の良い淡い期待を抱いていた矢先、急死の知らせをうけ、驚愕しています。最後の更新が焼売の画像つきでぎりぎりまで普段通りの生活をなさってたはずなので、こちらも普段通りの生活に戻るのがスジかなあと考えて普段の生活に戻っています。でもスジに反して最後に一言だけ届かぬ挨拶を。さよならe_pyonpyon21さん。

 

遠方よりご冥福をお祈り申し上げます。