味覚もしくは嗅覚

うなぎときしめん(もしくは熱田の記憶について)

くだらないことしか書けそうにないのですが、書きます。 先日行った三島は対外的にはコロッケをウリにしていますが、コロッケより目立ったのがうなぎの店です。うなぎが三島名物かどうかは不勉強故に知らぬものの店によっては行列が出来ていて、うなぎの名店…

ワカサギの記憶

いつものようにくだらぬことを書きます。 子供のころは冬になるとたまにワカサギの南蛮漬けを食べていました。河口湖などでワカサギ釣りをやっているのを大人になって知ると、それらのワカサギがなんらかの事情で持ち込まれてそれが食卓に上がっていたのでは…

「ジャムを塗る」もしくは「ジャムを載せる」

抱えてる仕事で手間取っているものがあって気が重くなる朝がないわけではなく、(そういうときわりとよくやるのですけど)当座のよすがとして、朝に食べるジャムをここのところ少しだけ良いものに代えています。ここしばらくは勤務先のそばの大丸で売ってる…

「不味いコーヒー」もしくは「不味い」について

くだらないことを書きます(しょっちゅうくだらないことばかり書いていますが)。 ☆を頂いてる方の数日前のエントリにまずいコーヒーに関する考察が書いてあってそれはそれで腑に落ちる内容であって異議を申し立てるつもりもないものの・そしてそればっかり…

大根おろし再発見

そばに大根おろしにかつお節やねぎ、それにそばつゆをぶっかけたものをおろしそばといい、福井でそれを知ってからは作るようになっています。メジャなものとは云えないものの福井以外の蕎麦屋でも出すところは出します。東京都心部のそばのチェーン店でもあ…

鶏そぼろもしくは鶏そぼろ弁当問題

いつもくだらないことを書いていますがはてなの今週のお題が「肉」で、それを奇貨として今日も輪をかけてくだらないことを書きます。 鶏ひき肉と醤油、砂糖、酒、みりんにほんの少しの片栗粉さえあればできるので鶏そぼろを個人的に作ることがあります。ただ…

茶がゆのこと

はてなの今週のお題が「好きなお茶」で、それを奇貨として毒にも薬にもならぬ茶の話をします。 ふだんは毎朝コーヒー、それもキリマンジャロ一択です。数年前に十二指腸潰瘍になってカフェインのあるコーヒーはNGとなったとき代わりになるものを探し、ほうじ…

チョコミントアイスのウィスキーがけ

東京ローカルのテレビ局のMXは夜10時台になぜかアニメをやっています。今夏のほうが状況はシビアですが去夏も報道を眺めてると陰陰滅滅としてくるのでチャンネルをMXに合わせた時期があって、去夏にMXでやっていたのが「宇崎ちゃんは遊びたい!」でした。偶…

鯖寿司の記憶

たしか大学生の頃、親戚の葬儀のときに、なんでもいいから出来合いのものを何名分か買ってこいといわれてお金を渡されて、開いていた京樽だったか茶月だったか店名はあいまいなのだけど、いくつか寿司を買ってきました。その中にバッテラがあって、死んだ父…

駿河台匂

いつものように役に立たないくだらない話を書きます。 中学の時に機械的に百人一首をおぼえたことは何度か書いた記憶があるのですが、そのなかに「あおによし奈良のみやこの八重桜けふここのえににおいぬるかも」ってのがありました。そのときは辞書もひかず…

個人的人力詮索さては(ジャガイモ編)

おそらくもうちょっとすると北海道のシシャモが出回るようになります。特段シシャモが好きというわけではなかったのですが、よくシシャモと豚汁という組み合わせは秋が深くなるとやっていました。数年前、小田急の地下をのぞいていたときにオスのシシャモを…

「たいめいけん」のこと(もしくはコールスローのこと)

地下鉄東西線の日本橋駅に隣接するようにいまから20年位前まで東急がありました。いまはコレドという名前の高層ビルになっています。そのもと東急のコレドのそばにたいめいけんという、一階と二階ではメニューが微妙に異なってて一階は二階に比べてカジュア…

浅草梅園の粟ぜんざいのこと

カタカナがあまり得意ではない上に頭が良くないのでジェンダーとか小難しい言葉は遣いませんが、世の中に「男は男らしく」みたいな変な空気というかイヤな空気があってその男らしい男ってなんだよ想像の産物じゃねえの?とつくづく思うのですが、イヤな空気…

素麺の宿題

前にも似たようなことを書いたかもしれないのですが、子供の頃は素麺をあまり食べていませんでした。死んだ両親は蕎麦は食べても素麺を食べることはまずなく、貰ったかなにかのものがあっても色のついたものめずらしい何束かは夏休みの私のお昼になったあと…

納豆の記憶

卵嫌いは何度も書いています。食おうという努力はしていて(+させられていて)、小学生のある時期は1年程毎朝コーンフレークにゆで卵でした。不思議と給食にはゆで卵も生卵も出ませんでしたが、小学生の頃に泊まりに行った先で生卵を出されたことがあり、子…

アテのこと3もしくは邪道な笹かまの食べ方

「吾輩は猫である」のなかでくすねることは猫族だけではないと断りながら吾輩はかまぼこをくすねることに成功します。吾輩は得意げに語るのですが、それを読んでて「かまぼこって美味しいかなあ」と思っていたのでけっこう記憶に残りました。かまぼこにほぼ…

フライドオレオ

東京や横浜の西側には米軍基地がいくつかあります。海軍は横須賀と(駅名でいうとさがみ野なんだけど)厚木、陸軍は相武台、空軍は横田です。年に数回解放日があってそれらは見学ができます。特段、ミリオタではないのですが、ここ数年は行っていけない距離…

Banana kyu

フィリピンの料理にアドボというのがあります。ニンニクとタマネギとブラックペッパ―を振った鶏肉を油で炒め、そこにローリエと酢と水を加えて煮込み、さらに砂糖と醤油と酒を加えて煮込む料理で(ほんとはそれに茹で卵を添えるのが本式ですが茹で卵を喰うく…

アテのこと1(簡単なタマネギのアテ)

私はそれほどお酒に強くはありません。おそらく何度か書いてるはずなのですが、二十年ちかく前、お酒を呑んでホテルへ行き一緒にふろに入らずに先に入って、全裸でシーツにくるまっているうちにそのまま寝ていしまい起きたらここはどこ状態で、全裸で隣にい…

浦里

数日前に鬼平犯科帳に出てくる食べ物のことを書いたのですが、食べ物の話をちょっと引っ張ります。 おそらく池波正太郎先生が生きてらした頃には当たり前だったものの、いまとなってはよくわからないものがあったりします。たとえば桜めしです。桜でんぶのご…

柿のみりんがけ

何回か書いていますが両親ともにすでに他界しています。母が死んだあとは絶対売るな捨てるなと厳命されていた日本戯曲全集の歌舞伎編20冊ほどのほかに鬼平犯科帳をそのまま手許に残してます。吉右衛門丈のファンだったかは聞きそこねたものの鬼平犯科帳はが…

とろろ昆布とカツオ節

いつだったかワインが美容に良い、というのを読んだ記憶があります。だとしたら、ワイン消費量が全国2位の山梨には美男美女がたくさんいてもおかしくないはずですが、(山梨に縁があるので大きな声では云えないのですが)美男美女の産出地として山梨は有名か…

青源味噌の餃子の達人

遊びに来た相手に買い置きの冷凍餃子をつかってなにか喰わせようとして、ずいぶん前に醤油と酢とごま油と砂糖で甘酢風のタレを作ったことがあります。一瞬「なんだこれは」という顔をされちまったので、ああよその家ではこういう食べ方をしないのか、と知っ…

今年も買わなかったもの

卵が嫌いであることを何度も書いた記憶がありますが、それでも甘やかされて育ったわけではないので約1年ほど小学生の頃にほぼ毎日ゆで卵を食べてました。選択権は与えられててゆで卵だったのは生卵や目玉焼きよりマシで、白身はコーンフレークと一緒に、黄身…

「北海道は、へこたれない」

NHKBSで「北海道は、へこたれない」という番組を先週末に放映してて、録画したものを視聴していました。北海道の地震のあとの震源に近い胆振東部の市井の人々を10月に鈴井貴之さんが追った番組です。 番組は主にむかわ町のシシャモに関わる人々と安平町のチ…

つてけみそかけてみそ

子供の頃の話なんすが冬になるとたまに木箱入りの干し柿を貰うことがあり、それには「山梨名産」とか「古露柿」って書いてありました。夏にもたまに貰いものがあって、木箱にはだいたい「大和名産」とか「古物」書いてあり、山梨の柿が柿の木からとれるのと…

卵嫌いが茶わん蒸しを喰うのにちょうどいい店

茶わん蒸しという卵料理があります。最初にそれを知ったのは小学生くらいのはずです。数日前にも書きましたが卵が苦手です。したがって卵をつかってるというのを知って全力で避けてきました。なので長いこと茶わん蒸しが汁ものなのかおかずなのかデザートな…

卵嫌いがオムライスを喰うにはちょうどいい店

卵は完全栄養という話をよくききます。ほんとかどうかは知りません。卵に興味がまったく無いからです。身体にいいからといって小学生のときの一時期毎朝ゆで卵を食べていたのですが嫌いで嫌いで仕方なくて、白身はコーンフレークと一緒に、黄身は牛乳と一緒…

醤油ラーメン海苔問題

生きてると塩ラーメンごま問題のほかにたまにひっかかることがないわけでもありません。たとえば醤油ラーメンにおける海苔の必要性です。 西友のきほんのきの醤油ヌードルには海苔は入っていません。しかしマルちゃん東洋水産の麺づくりの醤油ラーメンバージ…

スモークターキー

いつ桜が咲くなんてサクラまつりの計画時にはわからないと思うのですが、東京ではソメイヨシノはほぼ散っています。横田基地のサクラまつりが7日にあるのは知ってて、ソメイヨシノだったら散ってるであろうことは容易に予測できてどうしようかと迷った挙句「…