NHKBSで「北海道は、へこたれない」という番組を先週末に放映してて、録画したものを視聴していました。北海道の地震のあとの震源に近い胆振東部の市井の人々を10月に鈴井貴之さんが追った番組です。
番組は主にむかわ町のシシャモに関わる人々と安平町のチーズ製造現場を訪問していました。停電で冷蔵庫がダメになったことや(ただし業務用超低温食品ストッカーの食材がつかえたので炊き出しをしたという魚料理店の大将が居た)、断水が続き洗浄と湿度管理ができないのでチーズ工場がなかなか稼働できなかったこと、地震そのものの影響なのか「干していたシシャモ700キロを廃棄処分せざるをえなかった」という告白もあり、取材時点では通常に戻っている姿が映し出されてはいたのですが、やはり相当な災害だったのだな、ということが理解できました。
個人的なことを書くとシシャモがわりと好きであったりします(そのかわりワカサギがあまり好きではない)。ただシシャモについてそれほど詳しくなく、今回はじめてシシャモが北海道の太平洋側でしか獲れないことや、胆振東部の鵡川が産地のひとつであること、シシャモを串にさしたものを縄で結んで数段ずつ軒先に吊るし干しされ(すだれのように見えるのですだれ干しという)出荷されることなどを知りました。でもって鵡川に行けば生のシシャモの刺身や寿司が喰えることを知りました。いっぺん食べてみたいと強く思ったのですが気軽に行ける距離ではないのですが残念(鈴井さんいわくクセがないらしい)。
最後にバカにされそうなことを書いておきます。鈴井さんが食べていたシシャモ料理のなかにマリネがあって、しばらく単純に焼くかバター醤油(ただし私はみりんを加える)しかやってなかったので、南蛮漬けにしようと考えて帰宅途中にシシャモを買ってきました。テレビに影響されちまう軽薄なヤツです。ついむしゃむしゃしたくなってやっちまいました。後悔はしてません。