夏を前に買ったもの

以前ドクタから1日10gの減塩を念のため一時的に命じられたとき、それまで塩分なんて気にしていなかったので慌てたことがあったのですが、基本どうりに作れば塩分がどれくらいになるかについて記述してある土井善晴先生の本にそのときはかなり助けられています。ほんと土井先生、ぱねぇっす。その後、偶然手に取った土井先生の別の本で使ってた味噌がそこそこの割合で赤味噌だったことがありました。赤味噌は名古屋あたりではよく使われてて名古屋に居た時期もあるのでどんなものかは知ってはいて確かに美味しいはずだよなとは思うものの、ハナマルキなどの信州味噌の影響の強い地域で育ったせいもあって、赤味噌を本格使用するまでには至っていません。その点、私は土井先生の中途半端な崇拝者です…って土井先生の話をしたいわけでは無くて。

さて、赤味噌は豆味噌で、そのほかに赤味噌に米味噌をあわせた赤だしというものがあり、その赤だしをベースにした調味料が名古屋の醤油や味噌の醸造元から出ていて

たとえばイチビキから出してるのは「献立いろいろ味噌」という名前で、はてな今週のお題「最近買った便利なもの」をここで引っ張るとこの赤だしの調味料はわりと使い道があって、例えば酒とあわせて鯖と煮れば鯖味噌で、酢で割ればいくらかコクのある酢味噌になります。正直、好き嫌いがわかれるはずですが、コクがあって甘めで、食パンにとろけるスライスチーズと一緒に載せてトーストにしてもイけます。夏バテ気味で食欲がないときなどにもってこいで、冷や奴にそのまま載せてもよいし、こっそり書くと市販のカツに載せればみそカツになります。

残念なのは名古屋以外ではどの店でも扱ってるわけではないところで、ときたま見かけたときに入手しています。今回は今月に入ってゆるゆるの西京味噌を探しに入った駅ビルの中の店で偶然赤だしの調味料が目に入り「おおいいものみつけた」とそのままレジへ向かってしまっていて、電車に乗ってから「ああ西京味噌探さなくちゃだったんだっけ」って気がついたのですが…って、この調子でつづるとコーチン並の鳥頭の証明になってしまいそうなのでこのへんで。