最近読んだ小説の中にスープカレーの記述がありました。鶏肉とジャガイモ、ナス、ズッキーニというシンプルなもので、しかし無駄にページを割いて見た目はどんなものか、味はどんなものか、という紹介をしていて、もちろんいままで作ったことなんかありませんが、つられて先週末に作っています。詳細な作り方は書いていないもののジャガイモとナスとズッキーニが素揚げしてあることは記されていてそこはその通りにして、(味ぽんを利用した)ミツカンのレシピを参考にしながら鶏肉の入っているスープ部分を仕上げてます。具材をすべて煮込まずにものによっては素揚げして添える、というのがめんどくさいといえばめんどくさいですが、しかし試してみるだけのことはあって味も見た目もいつもと異なるせいか食欲もそそるし、完食でした。
それはそれでよかったのですが話をしたいのはそれではなくて。
2人分でカレーを作ってズッキーニを一本ぶんすべて素揚げしてしまうと多すぎるなあと考え、なのである程度残していました。恥ずかしながらズッキーニはほぼ未知の食材で、まずキムチと炒めようかとか考えたのですがカレーをやったばかりです。退勤後にヨーカドーでなめこが目に入ってなめこからの連想で、平日はどうせ1人だし味噌汁に入れてみようかと思いつき、そういや土井善晴先生も「残ったソーセージでも何を入れてもいいんです」と味噌汁について毎日新聞で語ってたよな…と土井先生を持ち出し正当化し竹輪を買い、残りのズッキーニと竹輪で具沢山の味噌汁を作って消化してます。
ズッキーニってわりとなんでもあうことを知りましたし、それよりもなによりも味噌汁ってズッキーニも受容してしまうほんとありがたい存在だなあ、とつくづく思い知らされてます。でもってトーストやソーセージを入れる勇気はまだないものの、土井先生へのリスペクトの度合いがここで1ランク上がりました。