読書の正月を夢想する

10代の頃からハードのコンタクトレンズをしています。汚れた手でレンズに触れると結膜炎になると教え込まれ、実際結膜炎になるとしんどいのでレンズに触れる前には必ず手を洗う習慣が続いています。この習慣が関係あるかどうかは判りませんが、インフルエンザはこの30年でおそらく1回だけです。20秒程度爪の間や手の甲を含めてしっかりと手を洗うことが新型コロナ対策に良い、と聞いてすんなり受け入れることができたのは手を洗う習慣があってちっとも苦ではなかったせいです。20秒測るのには米津玄師作詞作曲のパプリカがいいと知りつつもどうしても歌ってると最後が「赤いお顔の右大臣ちゃちゃ」になってしまうので、外や一人ではないときには絶対歌いません。

ともかく手を洗う習慣を偶然身に着けてはいて+マスクやうがいもしてはいて、いまのところは私は新型コロナには罹患していません。ただ手を洗いながら晴れた空に赤いお顔の右大臣が種を蒔いてしまう私よりしっかりと衛生管理をしてるはずの病院等で罹患者が出ることを(住んでいる街の病院も出血が止まらず以前担ぎ込まれたことのある隣町の病院もそれぞれ2ケタ代の陽性患者がでていることを)知ると正直、医療関係者であろうとなかろうと個人の努力に基づく衛生管理による対策は限界があるような気がしてなりません。もちろん手洗い励行やマスク着用等非医療関係者でもできる努力は継続するつもりではあります。

都の医師会が「通常診療がダメになる瀬戸際」と述べててなんだか多摩東部に住む者の皮膚感覚としてはよくわかります。非リモート勢で年末まで仕事があるので出勤は続けざるを得ないものの、さすがにこうなってくると年始の初詣とかは諦めがつき、人が少なさそうな時間帯を狙って本屋で目星をつけてる未読の森見さんの本を仕入れて時間があれば読むつもりです。ただ来年のことを云うと鬼が笑うかもしれませんが。