朝の愚行

コーヒーはブラックか、もしくは砂糖と少量の牛乳を入れることがあります。特に深い理由があるわけではなくて、子供の頃からそうだったからに過ぎません。

習慣というのはおそろしいものでコーヒーにはいれるとしたら牛乳というのを続けていたせいか舌が慣れてしまってて、コーヒーフレッシュがダメです。ホテルなどの朝食会場でテイクアウトのコーヒーにコーヒーフレッシュがつくことがありますがそのときはコーヒーフレッシュを貰いません。もしかしたら記憶違いかもしれないものの以前読んだミステリの中で登場人物である犀川助教授はコーヒーに不純物を入れるのはコーヒーに対しての冒涜である旨の発言をしていたはずで、正直コーヒーフレッシュについては冒涜だと私も感じてて、首がもげるほど犀川先生に同意します…って、そんな話をしたかったわけではなくて。

ホテルとかではない自宅での朝は食パンにコーヒーなのですが、コーヒーは相変わらずキリマンジャロです。コーヒーに限らずご存じの通り世の中物価高で、この1年のあいだにも値段を見て他に浮気したことがないわけではないのですが、浮気相手に飽き足らず結局慣れた少し値の張るキリマンジャロに戻ってしまっています。ここではてな今週のお題「朝ごはん」を引っ張ると、(フレッシュの件もそうなのですが)朝は保守的になるというか朝に口にするものは舌に慣れたもののほうがモチベーションは上がる気が。

生活防衛とか勇ましい言葉が氾濫する中でわざわざ高い品物を買ってるのは愚行かもしれぬものの、愚かと知りつつやってしまうことのひとつやふたつ、誰にだってありませんかね。ないかもですが。