グレープフルーツジュースへの遠い道

手術をした病院に通院することがあるのですがその病院は感染予防の対策を変えておらずいまでも玄関前に非接触の検温器とアルコール手消毒の設備があり、各診療科では必ず検温が必須です。以前とあまり変わっていないプロ集団の対応を見てしまうとシロウトとしては通院時以外でもマスクを外すことに躊躇いがあります。外食をしたときに席に着いても即はマスクを外しません。今日も店員さんがオーダーをとりに来た時にマスクを外さなかったので、もしかしてそれがよくなかったのかもしれませんが。

去秋から味覚の変化があって酸味を好むようになっていて、外食時に柑橘系のもの、特にグレープフルーツのジュースがあったらそれを必ず頼むようになっています。この週末、昼に入ったところでもランチに飲料が付いてくると判ったのでグレープフルーツを頼んだはずでした。ところが来たのがオレンジジュースで、目視してこちらの表情が変わったのを見て「オレンジジュースではありませんでしたか?」と配膳してくれた店員さんが訊いてきて「頼んだのはグレープフルーツです」と彼氏が応じたものの、めんどくさくなったので「オレンジで良いです」と引き取っています。実は今月に入って2度目です。せめてもの救いは引き取ったオレンジジュースがわりとイケてたことで。

発音というかアクセントが「オ↓レ↑ンジ」と「グ↓レ↑ープ」で似てるからではないか?とかしばらく分析会議となったのですが、問題は2度あることは3度あるというので次どうするかで、メニュー表に指をさしてオーダーするしかないのでは?という結論に至ったもののこの問題の正解はわからず。

マスクでオーダーが巧くいかない体験から「人は耳にする音だけでなくて唇の形でも言語を認識するのではないか?」とか考えるのは論理の飛躍があるかもしれぬものの、いずれにせよ、意思疎通が難しいいくらか厄介な世の中になっちゃったな感があったり。

変わってないものついでに書いておくと

冷たい雨の日が続いているせいもあって東京の桜は先週の週末とあまり変わってない状況です。