静岡には静岡新聞ってのがあります。おそらく他所の地域に無いものとして静岡県は茶の生産が盛んですから茶況欄があります。もちろん茶の価格が暴落するとそれが一面に掲載されたりします。仕事でもそうでなくても東京以外のところへ行くと必ずその地方紙を買うようにしていて、この前も静岡新聞を一部買っていて、新茶の取引状況についての報道がありました。名を伏せてるものの問屋筋への取材もあって読んでて興味深かったのは「静岡の煎茶は玄米茶やほうじ茶がつよい西日本であまり売れてない」「西日本での販路拡大が課題」という記述です。そのときは彼氏と「宇治茶がつよいからかも」とかテキトーなことを云ってたのですけども。
東京に戻ってなんとなく検索をかけてみたところ茶問屋さんが最新ではないけどPOSなどから吸い上げた市場のデータを公開していて、京浜地区では煎茶が5割強を占め玄米茶がおよそ18%でほうじ茶はおよそ10%なのですけど、関西へ行くと玄米茶が35%で煎茶が34%、ほうじ茶が2%台です。関東は圧倒的に煎茶天国なのですが謎です。我が身を振り返ってもあまりお茶を飲む方ではありませんが常備してるのは確かに煎茶です。
私はお茶漬けも煎茶です。というかそれ以外は経験がありません。勤務先でなんのきなしに「ほんとにすごくくだらないことなのだけど」と前置きして西日本出身の同僚に訊ねたら煎茶以外のお茶のお茶漬けってのもあることはあるらしく玄米茶とかそれはそれで美味しそうな気がするので、煎茶の謎は謎のままにしておき、ちょっと試してみようかな、と思いました。
見知らぬ世界はまだあるようです。