信州信濃で新そばの時期に

秩父の山の中に三峯神社というところがあるのですが、そこの神の使い≒眷属はお犬様とよばれているものの(大口真神といって)実のところは狼です。狼は畑を荒らす害獣を食べるので益獣とされ、三峯に限って言うと疫病が狐の仕業と考えられていた時代には疫病除けとしても信仰を集めていました…って神道に詳しいわけではなくて、奥秩父へ行ったことがあって偶然知ってるだけに過ぎません。

今月の下旬になってから伊那へ行っていて、宮田村のウィスキーの蒸留所にも行ったのですが、駒ヶ根の光前寺という天台宗の寺院へ参拝しています。光前寺には霊犬早太郎という伝承があり、「静岡の磐田から化け猿退治のオファーを受けたベビーフェイスわんこが居た」と去夏MXで放映されていたゆるキャン△では紹介されていて、実際光前寺には(撮影可の)早太郎の像もあったのですが

よくよく観察するとベビーフェイスわんこというよりいかつい系で、化け猿退治というところからしても三峯と同じく「狼なのではあるまいか」とも思えました。「じゃあ狼を見たことがあるの?」と云われば否なので、ほんとのところはわかりません。三峯から遠く離れてるし、謎は謎のまま、として。

三重塔の前にもさらに像がありますが、こちらはちょっとかわいい系、かも。

その光前寺の門前のそば屋に入っています。そろそろ秋の新そばのシーズンで、「信州信濃の新そばよりもあたしゃあなたのそばがいい」っていう都都逸があるくらい信州の新そばは名高く、もし新そばを喰うなら・味わうなら冷たい方が良いのかな、と考えつつも晩秋の信州は東京の人間には少しばかり寒かったので温かいそばを注文してしまいました。はてな今週のお題「あったか~い」なのですけど、秋の終わりに近づくと温かいそばのほうがありがたいってことないですかね?ないかもですが。

なおお店の名誉のため・信州そばの名誉のために書くと、温かいそばでも完食するほど美味しかったです。