みみっちい話を書きます。
卵が苦手なので卵かけご飯はもちろん卵焼きもオムレツもまず作らないのでそれほど卵を食べておらず、なので卵の値段が上がってもさして影響を受けなかったのですが、ここのところなぜかヨーグルトの値段が上がっていて（たとえば胃の負担を一時的に和らげると謳う機能性ヨーグルトはだいたい1個140円代半ばくらいになっていて）、そこそこ直撃を喰らっています。住んでいる街のスーパーは8のつく日が一律5%引きになるのである程度まとめて買うとか工夫はしているものの、レシートを見ているとここしばらくの物価高について「なんとかならんかな」感はあったりします。ので、今月に入ってからこちら、脳内がどちらかというと節約モードに入っていました。
でもなんですが。
（いまから思えばそんなところに入ったのがいけないのですが）成城石井という少し高めのスーパーが上野や吉祥寺や日本橋などにあって、そこでしか扱いのないごま油を買うつもりで入ったものの脳内が節約モードになっているせいもあって処分品コーナーにあった賞味期限が近い値引きされた大豆の小さいドレッシングもそのときかごにに入れています。広島の川西醤油という会社の製品でそのうち千切ったレタスに適当にかけようかくらいの腹積もりでいて、ところが封を開けて味を確かめると焦がし醤油が効いていていくらか香ばしく（=さっぱりはしていない）、和え物とか冷しゃぶにイけそうなやつであれこれ想像が膨らんでしまっています。封を開けたやつを使い切り、きのうの退勤時に成城石井をのぞいてみたら正札だと500円はしないもののサイズを考えるといいお値段で、10秒ほど迷ったものの「よし、あとで後悔しよう」と買ってしまっています。
節約しようとしてその結果的に良いお値段のものに手を出してしまってて、この場合安物買いの銭失いというのが妥当かどうかはわかりません。ここのところレシートの合計金額を眺めると「贅沢は敵だ」といったんはなってたのですが、いざドレッシングを舐めると「贅沢は素敵だ」とつい口にしてしまいそうになります…って、いつまで続くかわからない物価高なのに、それじゃダメじゃん。
