続・B型猫説

さすがに面と向かっては言われないお年頃になってはいるのですが、大学生の頃・社会人なりたての頃は自己紹介などで触れなくても傍からはわかりやすいらしいB型らしく親しくなると「おまえB型だろ」「キミB型でしょ」といわれることが複数回がありました。たしかに実際B型です。ただ血液型占いほど馬鹿らしいものはないとは思います。佐賀の県民性と岩手の県民性が違うように生育環境によって性格も変わり得ますしそもそも人間を4分類することにかなり無理がある気がしてなりません。

でも個人的に微妙に刺さるのが前にも書いてると思うのですが性格などでB型は猫であるというB型猫説です。

吾輩は猫である」の中で吾輩が垣根を散歩中に行く手にカラスが三羽とまってしまい進路の邪魔をする場面があります。吾輩は「除きたまえ」と声をかけたうえで彼らに猶予を与えてみるのですが退きもしなければ挨拶もしません。たちの悪そうなのが三羽いると察してしかたあるまい深入りするより安全に垣根を降りようか…と考えていたら彼らはアホウアホウと叫びだし、これは看過できないしそもそも体面にかかわることだし退却はあり得ない!と強く決意して前に向かって歩き出します。どうなるかはなんらかの方法で当該小説をお読みいただくとして、安全志向なのに激昂すると考え方を大転換するさまを含め揺れ動く心理描写はB型であるわたしにとってとても理解できるもので自らを観ているようでもあります。

くだらないけど続けます。

今月、あまり入ったことなかった珈琲店に開店直後に2人で行った際、ショーケースの鮮やかなイチゴのタルトが目に入りました。隅の席に誘導され、メニュー表を眺めながらいちごタルトいいなあ、でもさすがに…と考えつつ「なににする?」と問われたとき「昼に近いからミックスサンドにしようかと」と決意表明したら、イチゴのタルトを頼めば?席は隅っこだし、と小声でささやきが。イチゴのタルトを物欲しそうに眺めてたろ、とも。人は腹で思っていることと違った顔ができますが猫にはできないといわれてて、そのときはまさに猫でした。

はてな今週のお題が「猫」です。

猫を飼ったことがないので猫がほんとにB型に似てるのかの確認はしていません。ただ残念ながらB型猫説をうっすら補強する材料に事欠かない上に、強力に否定する材料をいまだ持ち合わせていないです。