たいめいけんという洋食屋さんが日本橋にあります。なぜそうなってるかはわからないものの「三代目たいめいけん」と称するメニューも値段も必ずしも同一ではない店が日本橋以外の上野などにあります。ですが酸味の効いたコールスローなど共通のメニューがあって、そのコールスローを目当てに上野の店へ行っていました。ついでに書いておくと昔のたいめいけんで出していたコールスローとは微妙に異なります。もっともいまのそのコールスローも悪くはなくて、事前に「舐めるなよ」と釘を刺されなかったら小皿に残っていた汁を舐めていた可能性がある程度に中毒性があります…ってコールスローの話はどうでもよくて。
上野の店で食べていて、ドリンクのメニューにグレープジュースががありました。しばらく考えてそれを頼んだのですが、頼んだ時点では私の脳内ではグレープ=グレープフルーツでした。そして出て来たのはブドウ色のグレープジュースです。それを見た瞬間、若干動揺したのを自覚してます。顔にでていたのか、配膳した店員さんがおそるおそる「間違えましたか?」と声をかけてくれたのですが、考えるまでもなくグレープ=ブドウですから間違っていません。ので「いえ、ダイジョウブです」と、そのまま頂いています。ちゃんとブドウの味がしてたのがせめてもの救いです。小声で「なにと勘違いしたんだよ?」と訊かれて動揺していたせいもあって「グレープフルーツ」とバカ正直に答え、店を出たあとに買ってます。
人は出来るけど猫に出来ないもののひとつとして「考えていることと違う表情が出来ない」というのがあります。私の血液型はB型で、B型は猫に似ているという俗説があって、血液型占いを信用しないそして信用したくないほうからすると、その俗説は否定したくてたまらないのですが、今日の失敗時の動揺はまさにB型猫説の傍証になってしまっています。あああああああああなんか悔しい。