手帳のまちがった使い方

なんべんか書いたと思うのだけど私はあまり字がきれいではありません。江戸時代に生まれていたら祐筆などにはぜったい抜擢されない自信があります。おのれを含めて誰も読めない悪筆ではない代わりに人生の中で字を褒められたことは一度たりとてありません。ブログというのがありがたいのは字の汚さがバレないところです。ビバ!はてなダイアリー!!ってくだらない話はともかく。大きめの字でゆっくり丁寧に書けばいい、というのは承知していますが、状況がそうは許さないことがあったりします。勤務先支給の手帳は便利なんすがそこに書き込めば字は大きくはできませんから読み取りにくくなるかなと考えて、ウィークリーにスケジュールと簡単なメモ程度のことしか書き込みません。その代わり手帳ではありませんが手帳より大きめの小型のリング式バインダーノートを持ち歩いてて、たとえばなにかしらの打ち合わせがあったらその日時、現況や発言要約、次回への宿題、疑問点などに分けその場か直後に書き込むようにしていて、日程的なものはすぐに手帳のウィークリーのところに転記します。私は字がきれいでないほかにさらに恥をさらすと学生時代から暗記科目が強くなく記憶力が良いかというといくらか怪しいところがあり、読めなくなったら困ること・忘却しては困ることを要点をまとめてスペースのあるノートに記しておいた方が…と悟ってやっています。時系列に並べれば流れが改めて理解できますし、いまのところ大ポカをせずに済んでいます。なお付箋はひらひらするのがイヤなのでいっさい使いません。カラフルにする必要性がわからないので色のついたペンも持たず、予備を含めて黒ボールペンをつねに2本持ってます。
「デジタルの時代だしなあ」といっちょ前に考えて手帳のスケジュールを実はスマホに移行させようとしたことがあります。しかしよその組織の人と日程をあわせようとしたときにそのひとが「ちょっと待ってくださいね」といいながら操作をしてるのを見て、手帳をひらけばそれで済むけどスマホはそうはいかないのだ、と目の当たりにしてなんだかバカバカしくなって諦めました。ハイテク時代の先端をあえて走ってません。ローテクなんすが、紙媒体に頼っています。
はてな今週のお題が「手帳術」なのですが、123と唱えて消したり手裏剣の代わりに飛ばしたりとか五芒星の真ん中に置いてなにかしら召喚する術として使ったことは残念ながらありません。ただ1月はおそらく一般的でない使い方をたまにわたしはします。バカみたいな話なのですが1月は「今年は何年だったけ?」ってなことがないわけではなくて、間違えないため念のため年号を手帳でチェックしてから書類などを書き込むのですが、そのときが手帳って「ないと困るな」といちばん実感して利用してるときかも。たぶんまちがった使い方のはずなんすが。