何度目かの無駄遣い

踏み出してあとから振り返れば毎回笑えてくることなのですが、ある程度事前に準備したり根回しの期間があったとしても、めんどくさいことを任されて責任もって遂行しなければならない立場になったとき、あれこれ考えちまうことがあります。

くわえて、最近録画していた小市民シリーズというアニメで「シャルロットだけはぼくのもの」という回を視聴していて主人公のひとりが知恵を働かせて偽装工作するのですが結果的にバレてしまう結末で、人の考えることは限界があるんだよなあ…と思い知らされています。ので、個人的にはパーフェクトに近い準備が出来たと考えていても巧くいかないのではないか…というようなことを、ふと、ちらっと考えてしまうことが無いわけではありません。ただそれは経験則から云うとフタをあけてみなければわからない話で、考えたって時間のムダなのです。

が、つい、思考がそちらへ引き摺られることがないわけではありません。

話はいつものように横にすっ飛んで恐縮なのですが、私は脳が舌と直結してるのか、おのれが美味しいと思うものを食べるとそれまで考えていたことをシャットダウンすることができます。

ので、あるハードルが待ち構える前日に、翌朝に絶対ネガティブなほうに引き摺られると考えて、退勤時に(ここのところ節約のためにノーマルなジャムに戻していたのですがそのジャムを)切らしていたのを奇貨として勤務先のそばでリキュール入りの大人のマーマレードのジャムを買い、さらにパン売り場でちょっといい食パンを買いました。翌日、案の定、ちゃんとシャットダウン出来て出勤し、ハードルも無事越えています。

食パンとジャムに頼るのは何回目だかわからないのですが・確実に無駄遣いなのですが、しばらくの間は蓋をあけて息を吸いジャムの香りをかいだあと、恍惚としながら舌でジャムを味わうつもりです。