なんとなくは知ってるけど冷静に考えるとそれはどういう意味なのかわかるようでわからない言葉があります。たとえば疲れるという意味がある「ほっこり」がそうで、しかし温泉でほっこりという文章を書く人も居て、「は?」となっています。いまだに温泉でほっこりというのがどういう状況をしめすことなのかわからないのですが…っておのれの無知は横に置いておくとして、知らない言葉を使うのは抵抗があるのでわたしは「ほっこり」という言葉を使いません。幸か不幸か西日本の方言かもしれなくて、関東の田舎者なので特に使う機会もないのですが。
おのれの無知をさらにさらすようですが恥かきついでにもう少し書きます。
最近までわかってなかったのが「目がゴロゴロする」です。この表現はここ20年位確かにあるのですが、英語のスラングでto chillってあってだらだらするゴロゴロするという意味でどうもそちらに引き摺られていて、したがって、眼球自体がだらだらする…?というのが謎で、まず使うことはありませんでした。くわえて、小学生の頃からハードコンタクトレンズを装用していて、異物感は慣れっこで、これくらいは我慢するものであるという意識が長かったせいもあります。
去秋、眼科の術後の経過観察で受診した際にドクタから角膜に傷がついていることを指摘されたときに「ゴロゴロしませんか?」と問われ反射的に「ゴロゴロってなんですか?」と問い返し「質問を変えます。異物感がありませんか?」と云われれて、その時点で目がゴロゴロする=異物感というのを知った次第です。
そのときにヒルアロン酸ナトリウムの点眼液が処方箋に加わっていて、それからこちら異物感を覚えたら点眼するようになり、毎年悩まされてきた秋から晩冬にかけての乾燥する季節の目の違和感というのが消えています。マツキヨで「超さっぱりうるおう」という、うるおうんだかそうじゃないのかよくわからないPOPでヒルアロン酸というのがうるおいに関連するのをなんとなく知ったのですが、おそらく私に必要だったのはうるおいだったのだな、と。
ここではてなの今週のお題「うるおい」を引っ張ると、あるとないとは大違いで、くたびれた中年でもうるおいはないよりあったほうが良いよなあ…とここのところ体感しています…って至極当たり前の、毒にも薬にもならないことしか書けないのでこのへんで。