連休初日に茨城の結城というところに用がありそのあとそのまま東京に戻るのもなんだかもったいなく、地図上では結城の西に笠間というところがあってそこになにがあるのかもよくわかってないまま笠間市へ。その笠間市にあるのが通称石切山脈という採石場です。
池になっており見えぬもののおそらく下部にも連続しているものと思われます。自然が作り出した景観ではなく完全に人が営為目的で切り出したあとに結果できた眺めなのですが、資本主義ってすげえな…と思えると同時に借景としても悪くないなあ、と。
産出されるのは白めの御影石で加工途中なのか放置されたのかわからぬものがあちこちにあります。通称稲田石といい、「この色合いどこかで見たことがあるな」と思ったら日本橋室町の三井本館の外装に使用されてることを後で知りました。
注文流れかな?と、つい人力詮索をしてしまいそうな文字列のものも放置されていました。彫っちまうと修正が利かないから石は注文流れや誤字脱字は致命傷かも。
事前にほぼ準備せず土地勘が無いところであったので道を間違えたりとか平和だったかといったら決してそんなことないのですが、零れ幸い的な行き掛けの駄賃は貰えた感があったので寄り道は正解だったかな、と。