ブラタモリの箱根編を視聴しました。
箱根が火山であること、温泉が出ること、外輪山の内側に大涌谷や仙石原や芦ノ湖が広がっていることなどはさすがに知っていたのですが、箱根はいくつものカルデラが合わさってできた複合カルデラであること、芦ノ湖が山体崩壊によってせき止められてできた湖であること、過去に複数の山体崩壊が起きその痕跡として芦ノ湖の水中に陸上にあったときのままの姿で木がそのまま立っていること(湧き出している水がかなり冷たいのかも)、ことなどははじめて知りました。
また仙石原の湧水を噴気地帯の大涌谷に送り箱根温泉供給の施設で噴気をあてて白濁した温泉にする、というのは(正直偽装のように思えないこともないけど理屈としては温泉そのもので)ちょっと目からうろこでした。以前、天皇家の財布という新書を読んだときに宮内庁の持っている資産の中に大涌谷の敷地を現物出資した箱根温泉供給会社の株があったのですが、このことかと腑に落ちました。でもって45分があっという間でした。地形が絡むとブラタモリはとても刺激的におもえます。
ロープウェイがちらっと写ってて忘れていた記憶が途中からよみがえったんすけど、死んだ両親は忙しくて家族そろって旅行なんてのはほとんどしてないのですが、唯一の例外が箱根です。っていっても小学生のころです。強羅からケーブル、早雲山からロープウェイで大涌谷へ出た記憶があるのですがそのとき強羅駅早雲山駅写真屋さんがいました。なぜ写真屋さんがいるのか訊いた記憶があるのですが、ロープウェイに閉じ込められたときニュースになって乗ってる人の写真が必要になるだろ?そのためだよ、って教えられたのです。大人になったいまではさすがにそれが嘘とわかるものの、なんでそんなウソをついたのか謎であったり。いまとなっては訊ねようがないのですが。
でもっていまでも居るのかなあ、写真屋さん。