改正がなされてて役には立たない本とかはけっこう平気で捨てられるのですが、むかしに買った本などでも捨てられないものはけっこう捨てられません。本に限らずなにか思い入れのあるものはそう簡単に捨てられなくて、その思い入れのスイッチの切り替えが巧くいかないから、はじめてバイト代で買った青色のネクタイ、なんてものもくたびれてても捨てられないっす。もう十数年前の話なんすけど。
どこかで思い入れを捨てる切り替えのスイッチがあればいいんだけど、どこにあるのかわかんなくて、そのものをみちまうとポーンとそのものにまつわる過去が出てきて、できなかったりするんすけども。
本にせよものにせよ、手許から離れてしまえば、それが与えてくれた知識や時間の記憶を無くすのがちょっと怖いのかもっす。ものを捨てるということは、もの以外にもなにかを捨ててるかもしれないのですが、そんなくだらないことを考えてる時点で、無駄の多い人生かも知れなかったり。
