シンプルイズベストというか物を減らして精神的に豊かな暮らしをすることをミニマリストというらしいのですが、私はおそらく真逆かもしれません。
たとえば身につけるものでも完全に無駄なものもあります。懐中時計はプレゼントで貰ったものを修理しながらもうずっとつかってて、ほかにスペアも貰ってて完全にひとつは無駄ですが捨てる気にならないのです。カフスボタンももらいものや惹かれて自腹で買ったものなど複数ありますが、あんまりつかわないもののやはり捨てられません。懐中時計もカフスボタンも眺めてるだけでほかのことを考えなくなります。ゆえに捨てられません。私はどこか弱い人間で、じわじわっとダメージを喰らうことがあると・もしくは疲労時に、なにかにいったん没頭して切り替えることがあります。モノを眺めて集中して没頭することもあったりします。没頭するためには音楽を聴くこともあります。マーラーのCDがけっこうあって、同じ曲でも違う指揮者・オケの盤を持っていたりします。無駄の極致です。とても必要なものであったりします。
モノが少ないことと「精神的に豊か」ってのはどこでつながるのかずっと謎なのですが、おそらく私が没頭するものが必要な・不器用な・どこか病んでいるところがある人間だからそこらへんがわからないのかもしれません。つか、精神的に豊かっていったいどんな状況なんすかね。