政治的なことを書くのは気が引けるのですが、ちょっとだけ。
イスラム原理主義の指導者がパキスタンで殺されたっていうニュースが流れました。
前もってわかってた指導者への隠れ家へ急襲し、丸腰だったにもかかわらず殺害したことについて云い方は悪いのですが、大統領がいう正義というよりもテロで犠牲になった市民の「仇討」のようなもので、丸腰であった相手を司法手続きのようなものを経ずに殺すという手法は、法治国家の行為として肯定できる余地はあんまりありません。テロリストなんだからテロのような急襲で殺してしまってもいいだろう、ってのは説得力をもちますが、あいつにパンツ脱がされたんだから俺もあいつのパンツを脱がすんだっていうレベルとおんなじでっていうとたとえとして不適切だからいいかえると○○なら問答無用で殺していいというのはユダヤ人をガス室に送り込んだのと根っこは同じようなきがしてならんかったり。


アメリカの人が今回の件をそれほど問題視しなくてもそれはなんとなく理解できます。人として復讐の念ってのは理解できないわけではないっす。ただ復讐のようなものに囚われると、理性ってのは吹っ飛ぶのかなあ、なんてことを改めて思い知らされました。