英国王室のニュースってのにあんまり興味なくて、婚姻の書類ってのにだけ興味はあったけど(というのは式の前に異議をとなえる人がいるかどうか確かめて書類を書くっていうシステムを欧州はとるので、それが英国でも同じなのか、英国の王室でも同じなのか、役所に公示するのかとか異議申立期間はどれくらいなのかっていうのが気になった)基本的になにがどうすごいのか、わかるようでわかんなかったり。
この「わからない」感じってのは、たぶんに「知らない人」だからってのがあります。知らない人が結婚しようが離婚しようがどうでもいいじゃんとか思うところがあります。仮にケイトさんが知り合いだったら興味持ってたかも。

あったことない人でも本を読んでるうちに興味持つことがないわけでもないです。本を読んでても最初は「知らない」人だから、興味はなかったんだけどそのうちその人がわかるようになってから、気になるようになったりします。で、フィクションの場合は相手がほんとにいないから、気になるってのは妙なんすけども。


そんなふうに【しってるひと】と【しらないひと】で区分けしてフィクションと現実のあいまいな人間なので、有名でも知らない人が結婚したり離婚したりっていうことに興味が持てなくて、あとからそんなおおごとだったのか、とびっくりすることがあります。そのくせ、知らないことはないシリーズものが終了したみたいだよ、ってなことをなにかの拍子による遅く電話口で聞いて、電話を切ったあとに(実際逢ったことないのに)ああもう逢えないのかー、なんて少しショックを受けたりするので、やはりどっかおかしいのかもしれません。