知識として満腹中枢ってあるのは知ってるのですが、空腹時には特別な神経のセンサーが働くんじゃ?っておもうことがあります。空腹時には通りすがりのパン屋の焼きたてパンのにおいなんかは殺人級の誘惑で空腹を刺激し、ほんとパンをかじりたくなります。(ほんとに敵かどうかはともかく)敵もさるもの、たぶんわざと匂わせて誘惑してるんだとおもうのですが。そのにおいに釣られてパンを買うほうはまんまと作戦に引っかかってるわけっすけど、こういう場合作戦に引っかかったほうが幸福である確率は高いよな、と自分を言い聞かせて今日もレジに並びました。焼きたてのパンをたべる幸福感っていいっすね。


ドンキホーテの立てた作戦にもやられてます。正直、お世辞にもきれいとは言い難いし正直雑然としてて世の中に登場した頃はあまり好きではなかったのですが雑然としてるのもどうも作戦らしいのです。で、たしかに日用品や食品といった必需品からコスプレ衣装とかエッチ系グッズまでどうでもいいようなものまで置いてる(まるでこのブログのような統一感のない)わけのわからなさの雰囲気に身を置いてると予定外のものを目にしてゆくうちに不思議と購買意欲のようなものがでて予定外のものを買ったりします。ヨーカドーに勤めてる大学時代の同級生が「あれは安売り店なんかじゃないんだ、よくできたバラエティストアだ」と喝破してたのが印象的なんすけど必ずしも安いものばかりじゃなくって、精算してみるとけっこういい値段だったりする。まんまと引っかかってるわけっす。で、店を出た後には「あ、なんだか面白い買い物したぞ」感が強かったりします。
その「面白い買い物したぞ」という幸福感って、けっこう病みつきになります。買い物の楽しみって、こういうことなのか、と思ったり。