いまはもう跡形もないのだけど名古屋駅松坂屋があって、ドンクが入っていました。名古屋赴任時には勤務先は名古屋駅に近く、もうその頃には腹減ると悲しくなるというか空腹は悲観的になるのがわかってたので残業で遅くなりそうになるとわかるとちょっと席をはずしてミニクロワッサンを買いに行くか、誰かに買ってきてもらうことがありました。ミニクロワッサンの利点はほかの人ともシェアできて、腹が減るとそれをむしゃむしゃ食べていたのです。
その頃から刷り込みというか萌芽があったのかもしれませんが、パンというのはなんとなく発奮材料というか麻薬というか、ポパイにおけるほうれん草的役割があります。つとめさきのそばには神戸屋や北欧や木村屋があって、忙しかったりしんどかったりするとそこで帰宅時に食パンを買い(いつもよりほんのちょっと高くて良いもの)、朝に焼いて食べて出勤します。「少なくともこいつが美味しいんだからなんとかなるさ」的なあんまり根拠のない・でも前向きになる食材です。ここらへんのこと、なんべんか書いてるかもしれません。
今週もちょっとばかりしんどくて、毎朝パンを焼いて、鋭気を養っておりました。