悲しげなワラビ餅の記憶

いつものようにくだらないことを書きます。

完全に余計なお世話なのですが通勤途上で「このお店、経営が成り立ってるのだろうか?」などとたまに思うことがあります。通勤に使う駅にあった高級パン屋さんがそれで、店はキレイでおしゃれでしかし強気の値段設定で値段故に固定客がつくのか疑問で、誰が買うのだろうと思っているうちに見事に消えてなくなっています。

その逆もあります。

名鉄新名古屋駅の周辺に夏の夜にワラビ餅の移動販売車が出没していました。「ツーメタークテ」「オーイシーイョ」「ワーラービーモーチー」と宣伝しているのですけどそれが哀愁に満ちた悲しげなメロディに載せてで(それがいまでも耳にこびりついていて)、冷たいワラビ餅自体には罪はないのですがちっともそそられず、そもそも楽しくなさそうなメロディが流れるところから誰が買うのだろうと最初は思っていたのですが、でも毎年夏になると必ず出没するのです。

名古屋を離れてかなり経過して正確にはもう地元ではないものの、ここではてな今週のお題「これって私の地元だけですか」を引っ張ると、ワラビ餅の移動販売車を名古屋以外で見たことがありません。楽しくなさそなメロディがイヤで敬遠していたものの、毎年継続していたということは支持されてて固定客がついてそこそこ安くて美味しかったのかも、といまとなっては推測できます。買っておけば良かったかな、と若干の後悔はあったり。

なんだか逃した魚はデカいかも的な食い意地が張ってるだけの証明になってしまいそうなのでこのへんで。