卯の花たくし

ちょっと前に勤務先で「滑稽無糖な」っていうのを小耳に挟んで、「荒唐無稽」の間違いじゃないのかなー、と思いつつ、甘くない滑稽という意味なら意味が通りそうだと思ってスルーし、つい最近も「竹下首相の元孫のナントカ」を雑談でスルーしたものの、こればっかりは「元孫」だったら、今なんやねんと内心思った。
云い間違いって人のこと言えなくて、今頃のしとしとと長く降り続く雨を「卯の花くたし」というのだけど、「卯の花たくし」って長いこと信じていたので社会人になってから何度か口にしてました。あるときに間違いに気がついたときは穴にも入りたい心境だったんすけど、誰も突っ込まなかったのがありがたかったっす。間違いに気づいて武士の情けでスルーしてたのかそうじゃないのか判りませんが。個人的には甘くないしむしろ苦い記憶の滑稽無糖な言い間違いです。
卯の花たくし」以降、リアルだと言い間違いってなんとなくスルーする癖がつきました。
けど、他人の間違いって聞いてるぶんには面白いです。