自己完結型コミュニケイション

俵万智さんに限らず勝手に自己完結型コミュニケイションって名づけてるのですがそういうことをする人はいて、たまに酒飲みにいるのは、昔こういう酒を呑んだあの酒は良かった、最近手に入りにくい酒なんだよ、といいつつも、その酒がどういうものかと訊くと、いえないよ、とかいいだす。発展性がなく自己完結しててこの人はいったい何がいいたいんだろう、ってのがあるのです。たぶん会話したいわけじゃなく、羨ましがってもらいたいんだろうとおもうんすけども。
酒のんでなくてもいます。
ちょと前に三宮駅にいたのは、すいません、とかの前置きもなく、
「尼崎にとまるのかなあ」
と、周囲にきこえるように質問と思われるようなことばを小さい言葉で発しておいて、その質問に周囲が答えると、謝意もなく、関連があるんだかないんだか自分の事情を小さい声でぼそぼそとなにか言う。やはり会話したいわけじゃなくはなから自己完結してて、いったい何がいいたいの?とおもったのですけど。


どうしたものかとおもうのです。こういう場面。自分がやらないようにしないとまずいってのは、もちろんなんすけど。
よく、ややこしい書類を前に役所で「ご趣旨がわかりません」なんてのを発されたことがあったんすけど、それを引用して相手の言語は明瞭だけど「ご趣旨がわかりません」っていいたいことがあります。けど、ご趣旨が判りません、っていっても意味ないんすよね、向こうは会話に見せかけてる独り言なんで、わからないと思いますけど伝わればいいんですってかえされるのがオチか。