乾電池を買いに

愚者は経験に学ぶといいますが愚者なので書いておくと、311のときは仕事を優先していて、ので、退勤時に住んでる街のスーパーでお米が無くなった棚を眺めて呆然としていたクチです。ティッシュも消え花粉症の時期であったのですっからかんの棚を見て「おお、カミは我を見捨て給うたか」と口にしていました。ピンチの時ほどダジャレが思い浮かぶことないっすかね…ってそんなことはどうでもよくて。物流が途切れるとどうなるかということに思い至らずにいたのが敗因です。地震そのものよりもそのあとの物不足のほうが印象に残っていて、ので米とティッシュ類は完全になくなる前に買い足す癖がついちまっていて、よく羹に懲りて膾を吹くといいますが、もう10年以上膾を吹いてる感じです。

御承知のように日向灘地震のあと巨大地震注意の喚起が昨夜出ていて、東京は最大震度が他地域に比べてそれほど高くはないのですが、物流がどうなるかがわからないという不安はいくらかあったりします。上記の理由で米と紙類は余裕があるのですが、それ以外なにが足らなかったかが思い出せず、311のあった月の下旬あたりのダイアリを就寝前に遡って読んでいたら牛乳が無いパンが無い(おそらく輪番停電時に懐中電灯ぐらしをしていたからか)乾電池が無いと書いていました。ので、牛乳とパンは別として、乾電池と(あとなくなると困るかと考え思い付きで)コンタクトソークを退勤後に買い増しています。

あとで「買っといてよかった」とならないのがいちばんなのですが≒巨大地震が来ないことが一番良いのですが、こればっかりはわからなくて(というのはこれを書いてる途中で震度4が来てて)とりあえずは準備だけしておいて、しばらく経ってから「なにビビってたんだろうね」って笑い飛ばせたらよいな…とは思っているのですが。