シウマイ弁当のこと

第三波の感染者が4ケタの頃は髪をお願いしてるところでは髪を洗う時以外は必ずマスク着用で、マスクをしながら神妙な面持ちで髪を切ってもらっている鏡の映るおのれをみて「なんだかSFみたいだ」と思っていました。その髪をお願いしている店の所在地がいわゆる「まん延防止」の対象地域になるようで、次お願いするときもたぶんマスクしながら髪を切ってもらうことになってるのではないかと予測します。そのお店のある自治体は人口約14万8千で今月1日から8日までの新規感染者が19人ほどで「まん延防止」になり、私の住んでいる自治体は人口約12万7千ほどで1日から8日までの新規感染者が32人で「まん延防止」にはなっていません。他にも指標があるとは思いたいのですが、なんでうちのあたりが除外されたのかは「いっちょんわからん」とつぶやきたくなるほど謎です。都からは見捨てられた土地なのかもしれず、このダイアリの更新がひと月くらい滞ったらお察しください。

勤務先のそばの大丸で新型コロナ禍の第一波の去年3月から第3波の今年2月までに売れた弁当のランキングが出ていて、崎陽軒シウマイ弁当が2位にランクインしていました。去年も2位であったようなのでやはり不動の人気という見方もできるのですが、「世の中がどんな状況になろうとも人の舌って保守的で変化などしない」というあたりまえの事実が(なんだか不思議とおかしくて)興味深かったです。たしかに私も買っていて、冷めても美味しいという理由のほか、またどうせ買うなら無駄に冒険せず美味しいと思うものをという意識も働いていました。加えて後遺症で味覚が判らなくなるというのをきいてから仮に味覚が判らなくなったとして最後に食べたのが崎陽軒のシウマイならまあそれでも悪くはないかな、ってのはないわけでもなかったり。

「まん防」の措置がどれくらい効果があるのか・第四波がどれくらい続くかわかりませんが、落ち着くまでにおそらくそのうちシウマイ弁当を買ってしまい、ふたたび不動のランキング2位におそらく貢献してしまう気が。