恐怖の本質

大手町から地下鉄千代田線で一駅北に行くと新御茶ノ水という駅があります

新御茶ノ水駅はかなり深いところにあります。改札とホームを結ぶエスカレータがあるんすが、これが長いっす。駆けあがろうという気にはちょっとなりません。

下りはともかく、上りがちょっと怖い。振り向けないことはないのですが、おとなになった今でも躊躇するというか、振り向こうと考えると膝の裏あたりがすーっとします。振り向いちまえばそれほどではないのですが、実行に移すまでに想像して、それがいくぶん恐怖をあおるのかもっす。もしかしたら恐怖の本質は、何割かは脳内の想像の産物かもしれないのですが。そんなことないか。

御茶ノ水の駅をあがるとお茶の水・聖橋になります。新御茶ノ水の駅が深いのは神田川を橋で超えた(手前の鉄橋を渡る銀色の)丸ノ内線と違い、千代田線が川の底の下を通過してるためです。写真左手が湯島聖堂のあるあたり、奥手が秋葉原方向です。
丸ノ内線が運よく穴の中から出てきたので撮影。運よく出てきたってのも変ですが、なんだろ子供のころから見えるとちょっとラッキーと思えたり。たぶん穴の中が見えなくて、ついそっちに目がいっちまうせいかもなんすが。