ここ数週間の間で営団の駅でちらほら見えるようになったポスターです
節電っていっても間引き運転なんすがそれでも8割は確保されてるようなので個人的には不便はありません。ただちょっと困るのはエスカレータ停止とかで、ここ何年かあちこちでバリアフリー工事を東京の地下鉄は積極的に進めてて、エスカレータのぶん既存の階段が削られてるんすけど、止められたエスカレータをそのまま階段としては使えないのでみんなその削られて残った部分に集中して混雑します。ああ、こういう事態を想定してなかったんだろうなー、と推測はつくのですが、そこまでの想定は難しいだろうな、と思います。


そんなことも考えてなかったのか、っていうのは簡単なんすが、未知数の部分がでかかったり考えなきゃいけないことが多すぎると絶対難しいっすよ。「なんで危機対応マニュアルがあるのにその危機対応マニュアルが危機の時に役に立たなかったのか」なんてことが実は問題になってきてるんすけど、日常業務の延長線上に危機管理なんてかんがえたって限界があるにきまってるからで、日常と同時進行で考えようとしたってつねに日常と同じ条件であるわけがないし、童貞の段階で想像しながら誰かを抱こうとシュミレーションしてもその通りに実戦が行きにくいのとおんなじでっていうとふざけすぎてるかもなのでいいかえるとデートマニュアルをよんだところでその通りにデートが成功するとは限らないわけで、頭の中で考えられたものはそもそも完璧は難しいんじゃないかなあ、と思ってるんすけど、さすがにそれは言いにくかったり。


マニュアルというのは怖いシロモノで文字にしちまうとそれにとらわれるのですが、(想定できる範囲ってのをこえたときに、結果として求められるのは柔軟性なんだとおもうので)いざというときはマニュアルから逸脱してもいいと思うし、役に立たなかったら書き換えることになるわけですが、「予測できなかった」という事実は難しいこととはいえけっこう重かったり。


先を見通すってのは難しいことなんだよなあ、とつくづく思います。