コンビニのおかげで手間が省けます。ご飯をくいたきゃ、自分でつくらずにコンビニへ行けばいい。また、コンビニ側も手取り足取り欲求に対応しようとします。銀行のATMが置かれてたりすると便利です。私の場合は、途中からコンビニが当たり前の世代です（あっかるいねあったかいねサンチェーン♪なんてコンビにも昔ありました）。コンビニが身近になって夜中でも物が買えるというのは、悪いことではないと思います。ただ、同時に、その便利さが当たり前になっちまって、隠れた副次的弊害が発生してる気がします。我慢するという努力を実はしなくなってるのかな？という疑念があります。もしくは面倒の省略、といえばいいのでしょうか。
どこかに私も面倒を回避しようってのがあります。えっと、人付き合いって、シチメンドクサイことがたまにあるわけです。逃げられないのもあります。組織内根回しであるとか、折衝であるとか。で、一対一でも駆け引きとかあるわけです。気を引こうとしたりとか。えっとそういった面倒なことってのは、じつはほんとは必須のことで、はしょったらいけないことだとしばらくして気がついたわけです。人付き合いにおけるシチメンドクサイことって、手間をかければかけるほど他人が理解できるのでしょう。それを欠くのはこの喩が適当かどうかは判りませんがアク取りしないで料理するような、もしくはキスや前戯なしで挿入するような、そんなものでは？と思っています。
結果、シチメンドクサイことをはしょって結果まずいことや痛みを喰らうのは自分であったりします。それが途中で判ったりしたので、私はイージーに他人と寝たらまずいかな、という発想に至りました。イージーに走りそうになっても我慢しなきゃ、みたいな。他人と寝たって物理的に何かが減るわけじゃないけども、心理的に消耗するのです。
他人と寝ることを簡単にしてしまった時期、軽く考えていた時期があります。
メンドクサイ手続きをすっ飛ばして他人と寝るということは相手がスキかどうかという点を除去すると、これって、たぶん、体験すると判るのですが、つけいる隙を与えているほうが負けなのです。要求したもの勝ちというかなんというか、そういった側面があると思います。たぶん男女問わずそうなのかなっておもいますが、リアルに知ってる友人にそんなことは訊けませんからわかりません。相手がよく判らない場合は気の使い方も曖昧でよく、または二度と逢うかどうかわからない相手なら遠慮がない可能性があるわけです。そうでなくとも駆け引きが苦手というのもありなぜか気がつくと相手は服を着てても自分だけ裸で痴態とか、なんてこともなかったわけではないです。そういったシチュエイションが興奮しないわけではないですが、俺は何をやってるんだろうか、とか考えちまったわけです。で、最初のうちは好奇心が突きうごかしてたものの好きでもない相手と何かを共有しなければならないのはちと苦痛になってきたというほうが正しいかもしれません。刹那的に快楽を得られますが、むしろリバウンド的なものが私は多いような気がします。オクテ、カマトトぶるつもりはありませんが。自分がそういうシチュエイションで遊べたりとか、集中できるとか、余裕があるときならかまやしないのですが、そうでないときはノラないということはろくなことにならないし後味が悪いですし。
たまにハメ外すのも悪くないですよーというアドバイスを貰ったりするのですが、自慰を覚えたての中学生みたいにそれに耽るのが怖かったりします。人間関係ってゲイやレズとか関係なく、各個人の資質に関わってくる問題だと思いますし、人間関係を持続させるためには努力は必要だし、ハメを外すことになれて努力が馬鹿らしくなったらまずいかなとおもっています。えっと、あの、誘惑にあがなえない事も無いわけではなかったですが。
いま、冷静に考えて遊べるか、といったらちとむずかしいかもしれません。
