あえて誰も見てないとおもいつつも。
数年前に平成中村座の大阪公演で「法界坊」を観ました。以来なるべく歌舞伎は観るようにしております。いろいろと誤解が多いですが、観れば面白いのです。敷居は高くはありません。昨日の本の著者が無知なだけです。
あえて申し添えれば、予習したほうが面白いかもしれませんが筋書きは劇場でもわかります。
歌舞伎座ではなるべく新しい演出を、ということか、一昨年は12月に渡辺えり子演出で「苦労納今昔桃太郎」、去年は5月に野田秀樹演出「研辰の討たれ」(再演)、7月には蜷川幸雄演出「十二夜(マクベス原作)」、8月には串田和美演出で「法界坊」、とここのところ意欲的試みが続いています。去年のではありませんが一応、「研辰の討たれ」は市販されています。
あえて付記すれば中村七之助というのは「真夜中の弥次さん喜多さん」に出ました。(この映画江戸期の原作に忠実らしいのですが知らないよい子の皆様は知らないほうが幸せかもしれません)で、踊りは勘太郎もそうなのですが、むちゃくちゃ巧いです。
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