アニメイトへ行く

青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」というアニメと小説のことを今年に入ってからずっと書いています。それだけひかれてて、続編の「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」という映画も初夏に公開された直後に映画館まで行ってます(ただし広小路の映画館で前売り券を買うときに「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ないの前売券を2枚ください」というとき、ちょっと恥ずかしかったというか勇気が必要でしたし、おそらく声も上ずっていたはず)。映画のほうはもう一度見たい意識があったのでDVDでたら買おうかな…でも原作買っちまったしなあ…などとちょっと迷っていた矢先、11月にDVDが販売になることを知りました。加えて原作の新刊が来年2月に出ることも知りました。通常の文庫は700円程度なのですが、アニメの登場人物が出てくる特典CDつき特装版で2200円です。3倍は高いなあ、と思いつつ、どうしようかな…特装版を買っても良いかな、などとこちらもちょっと迷っていました。ただ、青ブタはおのれにとって出会えてよかった作品で、

 

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あとでなぜあのとき買わなかったのかと後悔するより、(たぶんしないだろうけど)買ってから後悔すればいいや、と腹をくくって迷うのを止め、確実に入手するためにおそらく中学卒業以降30年弱近く足を踏み入れてなかった通勤につかう路線の沿線のアニメイトへ退勤後、寄ってきたのですが。

アニメに普段縁がない生活を送っているとアニメイトはなんとなく敷居が高いというか異世界というか入りにくく、つい躊躇ってしまって店に直接入らずにいて、しばらくポスターなどを見るふりして観察していました。観察して理解したこととして、ありがたいことにいまは壁面にある予約を受け付けている作品一覧からリクエストカードを引き抜いてレジへ持って行く方式のようで、映画の前売りを買うときのように上ずった声で「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢をみないのDVDを予約したい」と口にしなくて済む!・恥じらわずに済む!と安心し、小説とDVDのリクエストカードを引っこ抜いて覚悟を決めていざレジへ。レジのお姉さんはにこやかにてきぱきと事務処理をしてくださったものの、店を出たあとはちょっとだけ緊張の糸がほどけるのを自覚しました。アニメごときでなに云ってるんだ、とバカにされそうですが。慣れないところへ行くと、人っていつのまにか緊張してませんかね?しないかもですが。

物語に触れたいだけであって、登場人物の缶バッジ引換券とか(ヒロインの)桜島先輩のバースデー記念イベント応募券とか、そんなもの貰ってもなあ…というのもあるのですが、とりあえずDVDと新刊を目の前にぶらさげるニンジンにすることにして、いくらかハードになるかもしれない10月から2月までを乗り越えたいです。もしかして「沼にはまる」ってこういう財布のひもがゆるくなることなのかな、ってのも理解しました。