抜けない感覚

パソコンを買った理由は帳簿のようなものをつける必要があったためです。なのでまずExcelを覚えています。そのときに忠告を受けて、パソコンってのは猫みたいなもので、寝起きはあんまり機敏でなくあついと動きが鈍くなる、猫がひとつのことしかできないのと同様にいっぺんにいくつも指示をしたらとまどうから、ってなことをいわれてます。それが妙に印象的で、猫を飼ったことはないもののなんだかパソコンの中に猫をみちまう・猫を飼ってる感覚があります。もちろんちゅーるを与えたりはしていません。

最初の猫…じゃねえ初代のパソコンは2005年に購入し2011年の正月までつかっていました。無知とは怖いのですが、ノートン様とかあれこれインストールして動かしていてメモリが256MBであることを知り合いに告げたら呆れられたというか動いてること自体が奇跡だってなことをいわれた記憶があり、おそらくかなり過酷な負担・労働を強いらせてたみたいで、最期は疲れて拗ねたりストライキをおこしていました(メールの送受信が怪しくなっていた)。2代目はその経験から「度胸より愛嬌よりメモリ」と考えてメモリに余裕があるものが良いと考えて4GBほどのを買いました。8年経過しましたが拗ねてもないしストライキも起こさず、いまのところバッテリーの減りがいくらかはやいくらいで、実のところ不満はありません。でもWiodows7のサポートがあと数か月で終わるのと、消費税が上がる前に新しいのを買おうと考えて引退させることに決めました。

dynabook一筋なのでヨドバシのdynabookのコーナーへ行き、いまの猫と同じ4GBのものでExcelがつかえてネットがそこそこできればよくてゲームをしないので安いやつにしようとしたら、(パソコンの情勢に疎いので相談役として彼氏についてきてもらってたのですが)相談役からWindows10がメモリを使用するので8GBのにしろ、と警告があり、3代目は10万をちょっと越す程度ですがいくらか高めのにしています。新しい3代目にムリな労働をさせずに済むことになりそうです。

移行作業を終え、2代目の電源を落として眠らせようとしたとき画面を眺めてはいるのだけど、8年間のいくつかの場面のことを思い出していました。そしてそんなことをしてもなんの意味もないのだけど、閉じたとき、無意識に2代目を撫でてました。やはりパソコンの中に猫をみちまう・猫を飼ってる感覚は治せそうになかったり。