見たいようにしか見てないことに気が付いたこと

両親が神奈川県に眠っててその関係で小田急を使うと江ノ島の文字はよく目にします。

が、「行こうと思えばいつでも行ける」というのがあるせいかいざ実際に江ノ島へ行くために弁天橋を渡ったことがほとんどありません。少なくとも1度は渡ってるのですがそれがいつだかあまり覚えていません。だからというわけではありませんが天候が良かったので江ノ島に寄り道してきました。

 

たこせんべいなどを売ってる参道を抜けて島内へ。正式には江島神社といい

日本三大弁才天です(ほかの二つがどこだかは知らない)。

話がいつものように横にそれて恐縮なのですが、吉祥寺の井の頭池にも弁財天が居まして、でも井の頭の弁財天は嫉妬深くてデートで井の頭に行くと弁財天が嫉妬してうまくいかないという噂がずっとありました(男女じゃなければ平気だろ?と弁財天のそばでひざ枕をしてて、その結果男女じゃなければ平気っぽいのですが)。なので「青ブタ」で弁財天が縁結びの神様として触れられてたとき、弁財天と縁結びの取り合わせに強烈な違和感がありました。でも実際書いてる人もいたので藤沢ではあたりまえなのかも。県をまたぐと弁財天の性格が変わるのがすごく不思議です。

数ある展望台のうち、ヨットハーバーと稲村ケ崎とか極楽寺方向の眺めなんすが、思ったより標高があります。

参道が混雑しててまともにとれなかったのですが、参道に岩本楼という旅館があります。(白浪五人男の弁天小僧菊之助の「岩本院の稚児上がり」の岩本院が廃仏毀釈後旅館になって岩本楼ってなってるのですがそれはともかく)岩本楼の横の路地を突き進むと富士が見える人がほとんどいない砂浜に出れたことを思い出し、行ってみました。今回もやはり人がほとんどいません。写真では富士山はちっちゃいですが、存在感があります。海越しに見る富士山って滅多にないので記憶にあったのか。

最後にくだらないことを書きます。映画の青ブタ(「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」)に待ち合わせ場所として「弁天橋の龍の燈篭」が出てきます。でも弁天橋に龍の燈篭なんてあったっけ?などとずっと思ってたのですが、ありました。それもでかいやつ。今回は燈篭はどこ?と意識してたので見つけることができましたがたぶん前回来た時には隣にいた相手ばかりを見て龍の燈篭をおそらく見てなかったのだとおもわれます。人間は見たいようにしか世の中を見ていない、ってのが青ブタでは出てくるのですが、なんだかほんとその通りだよな、と。