時政公推しの江ノ島へ

以前にも書いた記憶がありますが吉祥寺の井の頭に弁財天が居て、井の頭の弁財天は「デートで行くと弁財天が嫉妬して別れさす」という都市伝説があり、思春期にそれを聞いて育っています。しかしあたりまえのこととして全員が全員別れるわけではありません。ということは、巧くいかなかったデートは弁財天の嫉妬のせいにできるものの、巧くいった場合は弁財天はそっと見守ってるだけと思われます。そんな弁財天がそばに居たせいか、弁財天や神様というのは「なんでも願いを聞いてくれるわけではないけど、見守りはするのだ」と悟ります…って話がズレた。

きわめて非科学的なのですが弁財天の居る江ノ島江島神社へ行っていました。(第六波の前にも行ったので)第六波をやり過ごせたお礼と、来るかどうかわらないけど第七波を(いままでと同様に感染対策をする前提で)やり過ごせるようにお願いしに、です。

島内のあちこちに鎌倉殿の13人推しというか北条時政公推しの旗が立っています。大庭一族が藤沢で、にもかかわらずなんで北条時政推しなのだろうと不思議だったのですが、(さすがに途中に説明版が置いてあってそれによると)時政公が江ノ島で祈願参篭した折、美女があらわれてお告げを述べると蛇になり、その蛇が置いて行った三つウロコが北条家の家紋になり江島神社の紋にもなり、北条家と(藤沢全体はともかくすくなくとも)江ノ島は縁があるようで。でもって、恥ずかしながら江島神社の社紋を今日はじめて知りました。

いままでなんべんも見ているはずの奥津宮の燈篭にも三つウロコの紋があって、前回まで全く意識していませんでした。江ノ島へ来るたびに書いてる気がしますが「人は見たいようにしかものを見てないのだなあ」と。

階段を上り下りしたので大休止をしていると、トンビが上空を旋回していました。女子高生が食べようとしたバーガーをトンビが狙うフィクションを最近見たので警戒していたのですが、一向に近づく気配はなし。「そりゃおっさんより(警戒してなさそうな)若い子狙うだろ」といわれ(若いつもりでいたので若干悲しいけど)上から見れば警戒してるのがわかるはずで、なんとなくそうかもなと腑に落ちてます。ついでに書くと、トンビは蛇も食べますから江ノ島に蛇が居てもおかしくなく、時政公がウロコを拾うのもあり得る気が。

葉桜状態のところもあったのですが、まだ島内の桜は完全には散っていません。

マスクを着用しての島内の階段の上り下りももう慣れたのですが、来年の桜の頃にはマスクなしで階段を上り下り出来てればいいなあ、と。