ご飯つぶ

真言宗だったと思うのですが、以前修行中の僧の人の食事風景というのを知ることがあって、徹底的にご飯の一粒たりとて残さないのです。そのとき活躍するのが沢庵です。必ず一枚沢庵を残しておき、沢庵で椀の中をきれいにふき取るのです。漬物のそういう使い方、ってのを予想してなかったので目からうろこだったです。当然そのふき取った沢庵も食べます。


そこまできっちりはしてないのですが、なぜかご飯つぶを残すのが忍びないというか、もったいないというふうに子供の頃からとらわれてて、いまでも茶碗の中のご飯つぶを残さず食べようとしてるときがあります。買ったお弁当のふたの裏にご飯粒がついてたりすると、救出したくなります。三つ子の魂百まで、というのはほんとかどうか判りませんが、少なくとも三十過ぎても抜けてないです。